今日は取材へ行ってまいりました
その作品は
「酒井家のしあわせ」
取材相手は、呉美保監督と主演の友近さん。
監督は、まだ29歳です(とっても小柄)。今年は間違いなく女性監督の年ですね!
みなさんセンスがいい!それに、作りたいものがとても明確に感じられます。
原作モノが多い中で、オリジナルの脚本を書く力量は女性監督の方が秀でているのかも。
呉監督のこだわりも作品の隅々に感じられました
ストーリー
父・正和(ユースケ・サンタマリア)、母・照美(友近)、中2の次雄(森田直幸)、5歳の光(鍋本凪々美)は、関西の田舎町に住むごく普通の家族。だが、ある日突然、父親が家を出て行ってしまった。理由は他に好きな人が出来たから。さらに、その相手はなんと男!だという・・。崩壊の危機に陥る酒井家。しかし、その仰天の告白にはある悲しい真実が隠されていたのだった。
この作品、ものすごく自然です
というのも、全編関西弁(ユースケ以外)なんですが、その言葉一つ一つが普通日常で使う関西弁そのまんまなのです
本当にまるっきり、そのまんま。何の違和感も無い
『手紙』の沢尻エリカのように、おかしな関西弁ではございません
そして、森田直幸くん始め、子役がビックリするほどうまい!(15才くらいの女優さんで一番うまいと私が思う、谷村美月ちゃんも出演してます)
少年達のやり取りは、アドリブかと思ったほど自然ですでも、本当は何回も「普段ならこんな言い方すると思う?」と、監督と少年たちで、セッションしながらリハーサルを重ねたのだとか。努力の賜
このなんとも言えない”しっくり”感。ぜひ観て味わってほしい。特に関西の人。
音楽は山崎まさよし
タイトルにもなった”酒井”という名字は、この映画でラストに引っ越すシーンがあるからなんだとか。
「引越し」=「サカイ」→「酒井」・・・。友近さんも知らなかったこの事実
本当は、「サカイ」さんにタイアップしてもらって、「サカイ」の車で家を出る画を撮りたかったらしい。
小さなたくらみをする監督なのでした
また、合同インタビューの内容は後日アップします