6:4の人間関係① | せめて、真崎らしく。

せめて、真崎らしく。

そんな感じです。




「自分にしてもらいたいことは、他の人にもそのようにしなさい」
  
マタイの福音書第7章12節








関内のセミナールーム





牧師でトレーナーのマサさんはこれを「黄金律」として私に教えてくれて「そのバランスは6:4です」というスーパーウルトラ感覚的数値を伝えてくれた





6:4というのは
自分:相手のエネルギー値の比


自分が6
相手が4


それが

「自分にしてほしいことは、他の人にもそのようにしなさい」

とのこと




マサさんがアシスタントを呼ぶ
その人と1m弱の間をあけて対峙する
そしてお互い両手を伸ばし互いの手のひらを合わせる


お互い力を入れず
ただ手を合わせるだけ



「これが5:5です」


助け合うことも歪み合うこともない
互いにとって互いが無害でなんの摩擦もないある意味では安全な距離感




今度は片方だけ相手に体重をかけて
もう片方はそのまま力を入れずに立つ



ふたつの人影が大きく傾き
体重をかけられた方向に危うく共倒れ
やむなく相手は少し力を入れて踏ん張る


「これが、8:2ないし9:1」



一方のエネルギー値だけが高い時に起き得る状態とのこと



一方的に怒りをぶつける
一方的に相手を責める
一方的に「かまって」を放出する
相手の状態を無視して自分の理想を押し付ける



自分の中に覚えのあること
胃腸らへんに汗をかきながら聞く








最後に、お互いが力を入れる
そしてお互いがお互いに体重を預ける


そのまま、少しずつ互いの距離を開ける


「せーの」のかけ声で
一歩ずつ一歩ずつ後ずさる
 

「人」という字だった形は
どんどん「ハ」の字が拡がって
やがて「一」という直線になってしまうのではないかというところまで開いた



互いに全身の筋肉が
ぶるぶると震えている


相手を支えないと倒れる

相手に委ねないと倒れる



5:5ではつくれない状態











「これが、6:4です」








な、なるほど










6:4


つまり

こちらの方がちょっと力入れる
こちらの方がちょっとエネルギー強い



でも相手の状態を見て調整する


「力入れすぎてないかな」
「もう少し力入れた方がいいかな」



相手も4のエネルギー出してる

そこに「委ねる」



日常でよく使う言葉で言うなら

相手に「頼る」


ということ、だと思う






この「6:4」というものが

人間関係を良好にする
最も理想的なパワーバランスらしい

















簡単に言うけど
  


6:4て








6:4て(2回目)








エネルギーってすごい感覚的な話で
おそらく私は私の中の感覚よりもぶつぶつうるさい思考に動かされて日々を生きていた
感覚人間のわりには頭でっかち






そう



どう実践すればいいの


この「良好なパワーバランス」とやら








コンパスを限界まで拡げましたぐらいのところまで開いたマサさん



ワークを終えて
目尻にわしゃっと刻まれた笑い皺を
くっしゃくしゃにわしゃっとして




包み込むようなニッとした笑顔で

言い放つ








「さっきの2人1組のワークを、地上8mのワイヤーの上でやってもらいます。(にこっ)」











森の中




10mくらい間隔をあけて立つ
高さ8mのポールが2本




ポールを繋ぐのは
地上8mの位置に貼られた
2本の細いワイヤー







真崎、極度の高所恐怖症




半泣きで震えながら
グラグラのワイヤーの上に立ちポールにしがみついている









「なにこの状況」




真崎@続く