ぽこ | せめて、真崎らしく。

せめて、真崎らしく。

そんな感じです。

 
 
選考会場に入ってきたのは

リクルートスーツに身を包んで
犯罪終えてきた後なのかなってくらい強張った顔で
緊張解こうと思って話しかけてもまだ「どーも君」の方が笑顔なんじゃないかなってくらいの硬い笑顔で
 
 
いかにも器用じゃなさそうな
黒髪おかっぱの女の子 
 
 
が、ぽこ



某NPOのスタッフになって
初めてリクルーティングに関わった時に
採用された学生教師


のちに彼女もスタッフとなり
のちにすんごい仲良しになる


それでも初対面は「大丈夫かこの子」だったし
採用後の顔合わせ&自己紹介で「ゆかぽこぴって呼んで下さい」と言われた時は、いよいよ困った

由来も意味不明だった
こりん星系女子かと思った
尊敬する人はマザーテレサだった

そして表情が怖い
話し方にも棘がある
いよいよ悪口


今日彼女と会った時にここまでの文章読んでたら「悪口ひどいww」って言ってた





今日ぽこが言ってた


「学生教師終わる時むっちゃんがくれた手紙に「ぽことは長い付き合いになる気がする」って書いてくれてたんですよ。その通りになりましたね(^^)」


なんでそんなこと書いたか記憶ない
しかも当時大して仲良くなかった
表情と話し方怖いとしか思ってなかった




でも、あとは、なんやろ


よく泣いてた気がする




大体子どものことで泣いてた

いろんな子がいて
いろんなもの抱えてる子がいて


あとは、自分が人を傷つけたかもしれないってとき、泣いてた


子どものことで泣いたあとは
潤んでるけど意志強い目で
「私頑張ります」って言ってた
表情と声色は怖かった


人を傷つけたと思ったら
泣きながらごめんなさいって謝ってた



純粋で
まーっすぐに物事を捉える人で
他者への感情移入の仕方が半端なくて
でも引きずられる前に目的見つめて自分で軌道修正しようとする人で


真崎も不器用で有名やけど
ぽこも負けず劣らず不器用で
だから人とのぶつかり方も真っ正面からしか行かなくて
だから大体両者負傷みたいになってて


対子どものことになったら
学生教師にガンガン言うてた
それ子どものこと考えてんの、みたいな


んで、その人傷つけたかもって悩んだりしてた

懐かしい




その真っすぐさとか
不器用な感じやけど人と向き合おうとする感じとか


惹かれてたんやと思う


んで、なんやかんや今に至る






ぽこはいま集団塾で講師してる



みんなから真崎以上に「会社入って大丈夫か」と言われてたぽこ


仕事めっちゃ楽しんでた
会社と仕事大好きって言ってた


ぽこ、大丈夫やった

真崎の方が大丈夫じゃなかった




彼女は一昨年の夏と冬
ある学校で5日間の学習支援に参加
ある生徒の指導を担当


そこで随分

「自分がこの子に残せることがなにかあるのか」

って悩んでて
その記憶とその生徒の存在がずっと引っかかっているような感じがあった、と

 
これから子どもと関わる上で
どこかで子どもたちの向こうに
その生徒の存在を重ねようとしてた、と




「でも、それ違うって分かりました。結局、今目の前にいるのは違う子どもたちで、今目の前にいる子どもたちと全力で向き合うことしかできひんなって思います。」



牛タン貪りながら
ぽこが言ってた


そうやなー、って思った


みんな違う人間で
違う人生やもんな、っていう




相変わらず話し方は尖ってる

だけどよく笑うようになってる

というか笑顔やと認知できる表情を見せる頻度が上がってる

昔の表情やったら秋田のなまはげレベルの恐怖で幼児泣くと思う



愛情の裏返しで
最後は悪口入れたくなる


とりあえず
悪いひとじゃなくて 
どちらかと言えばええひとです(まとめ)


真崎