とうとう10月。
めっきり気候は秋模様。
最近、ちょくちょく雨が降ったりして、正に「女心と秋の空」なんて言葉が似合う天気。
…ところで、「女心と秋の空」って、いつごろから言われるようになったんやろか?
と思い立ち、調べてみた。
そうしたら、もう一つ同じような言葉が出てきた。
それは、
「男心と秋の空」
である。
それを見て、
「…ん?」
てなった。
誰かが間違って言ったのか、それとも時代の流れと共に内容が、言い回しが変わってきたのか。
続けて調べてみると、言い回しについては似たような言葉であるものの、そのニュアンスが若干違うらしい。
そもそもの言葉の使い方としては、冒頭に述べた様に秋は天気が変わりやすいことから「○心と秋の空」と使われる。
その用途は同じ。
ほな、何で「男心」と「女心」があるのか?
どうやら元々は「男心と秋の空」が先らしく、女性の浮気が重罪とされていた江戸の時代は「移り気なのは男」という事もあってそう言われていたとか。
室町時代の狂言『墨塗』に「男心と秋の空は一夜にして七度変わる」という有名なセリフがあるほど昔から言われていた模様。
ほんなら、いつから「女心」が登場したのか?
コレには歴史的背景も関係するらしく、最初に「女心」が見え隠れしだしたのは明治時代とのこと。
イギリスに、
「A woman‘s mind and winter wind change often」(女心と冬の風)
ということわざがあるらしく、これを尾崎紅葉が明治時代の小説『三人妻』にて、
「男心と秋の空」「欧羅巴の諺に女心と冬日和といえり」
といった形で綴ったとか。
その後、大正デモクラシーで女性の地位が工場し、当時の浅草オペラで、
「風の中の 羽のように いつも変わる 女心――」
と歌う、女心の歌なるものが流行って「女心と秋の空」と言われ始めたとか。
ただし、この「女心と秋の空」は愛情に限らず、喜怒哀楽の感情の起伏が激しいことや物事に対して移り気なことを示しているねんて。
何か、こういう意味の違いも、こうやってブログに載せようと思って読んでると、男女差別や男女批判に見えなくも無い(苦笑)
ただ、広辞苑や現代文学の引用でも主に使われるのは「男心」の方らしいけど、それぞれの立ち位置や状況に応じて、どっちを使うのも間違いでは無いとか…。
いや、そもそもの意味合いが「秋空」を例えることわざなので、どっちがどうとかって事も無いみたいやけど。
さて、どっち使おうか(笑)
そんな秋空を眺めつつ、とうとう10月に入った2010年も残り3ヶ月。
悔い無き日々を☆