第916話:人生で大切なことはすべて北村役員から教わった | マッチの「片想い主義」

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北村役員。

初めて働いた会社で
とてもお世話になった人。

熊本弁。
ものすごく長身。
やや長めでオールバック。
ヘビースモーカー。
やたらうまいカラオケ。

もう相当な時間が経っているのに
あまりにも強烈なキャラクターゆえ、
当時のまんまの姿が浮かぶ人。

彼が僕に教えてくれたことは
はかりしれない。

「人生で大切なことは
すべて北村役員に教わった」
という本でも書いたら、
けっこう売れそうなくらい。

「飲みに行った翌日朝には
 お礼の挨拶に行きなさい」

北村役員に教わったことの中で
今も実行しているのが、これ。

当時、飲みに行くと
僕がお金を出すことは、
ただ一度もなかった。
ぜんぶ北村役員が出してくれた。

だから、僕は朝早く出社して、
何をするよりも前に、いつも、
北村役員が出社するのを待った。

そして
「おはようございます。
 昨日はありがとうございました。
 とても楽しかったです。」
と言うのを実行していた。
一度足りとも忘れずに。

まぁこれは、
もしそれを忘れたりしたら、
ぶん殴られるかもしれない、
という恐怖があったからだけど(笑)

結局のところ、
今僕が人と関係を作れているのは
未だにこれを実行しているから。

今はメールの時代になったので、
「メールでお礼」が多いけれど
とにかく朝いちばんにメールをする。
このワンアクションは本当に大事。

今はもう、北村役員はいない。
でも、もし僕が忘れたりしたら、
北村役員はきっと夢に出てきて
僕をぶん殴るはず。
間違いない。
夢なのに、やっぱり怖い。

ちなみに、僕は一度も
お礼を忘れていないので
ぶん殴られたことはないけど。


あれから数十年。
僕は感謝を伝えることの意義が
とてもよく分かる年代になった。

今や誰かと飲みに行って、
翌日にお礼をするのは
僕くらいになってしまった。
これ、ちょっと心配、
いや、ひじょーに心配。

大丈夫なのか、未来は。
人とうまくやっていけるのか、
わが子よ、わが友たちよ。

それにしても怖かった北村役員。
そんな北村役員がご機嫌な時に
見せる笑顔。
あれも忘れられない。

父が亡くなった日の朝に出社した僕に
「出社してる場合じゃない。
 早く会いに行け!」と
かけてくれた言葉には
間違いなく愛がこもっていた。
あの言葉にどれだけ愛を感じたか。

病院へ向かうタクシーの中で
涙が止まらなかったあの日。
まるで昨日のことのよう。

北村役員、元気かなぁ。



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