興味があって、こちらのイベントに
行ってきたので
まずレポート①を書いてみます。

【タイトル】

平安の楽家に聞く雅楽の過去・未来 

雅楽協会設立イベント

〜平安の雅を未来へ〜


【プログラム】

■第一部 雅楽の過去・未来

多忠輝氏に聞く雅楽史


■第二部 雅楽における仏と神

豊英秋氏に聞く国風歌舞と唐楽


 テーマに関連して、豊英秋氏と元宮内庁式部職楽部首席楽長らにより、

宮中の楽師にとって極めて重要な

神事である御神楽儀から

「朝倉音取」と「朝倉」


奈良時代の大仏開眼供養会でも奏された

仏教国林邑から渡来された

「陪臚音取」「陪臚破」の演奏


(音取(ねとり)は

メインの演奏の前に雰囲気を出すための

短い序奏




……行く前は、正直

よくわかってなかったのですが滝汗


行ってみて

何やらすごいとこ

来てしまったぞと思いました滝汗


2023年9月に「一般社団法人雅楽協会」が

設立されたということで、

その記念イベントでした。


他の伝統芸能や工芸品などと同様に、

雅楽も伝統を残し受け継いでいく上で

様々なハードルがあるそうなのですが、

宮内庁式部職楽部と民間の雅楽人が連携

してそれらを乗り越えていくための

設立された協会とのこと。


多忠輝(おおのただあき)氏や

豊英秋(ぶんのひであき)氏など

登壇者の方のプロフィールが

すごすぎて。


現役か元 宮内庁式部職楽部首席学長なのは

もちろん、

よく読むと

多氏は「綏靖天皇の兄である神八井耳命の

末裔といわれ」

豊氏は

「楽家の豊原家は大津皇子の末裔と伝承され」


と、


て、天皇の血筋……‼️


平安時代より続く2つの楽家

末裔のお二方を迎えてのイベントだった

のですね!


いや、凄すぎる方々を間近で拝見しました。

背負われる歴史が高貴で長すぎる驚き


こんな下々の、チャラチャラしたものが

拝見させていただき、

ありがとうございます🙇‍♀️



1部の2部の内容は後日、

書けたら書きますが

ここでは演奏の感想を。


まず、雅楽は一つひとつの楽器が

繊細に目立ちながらもハーモニーを奏でるので

ホール内の、とても静かなところで

生演奏をお聞きできたのが

幸運だなと思いました。


ただ、特に朝倉

神楽笛の音色を聞いていて、

鬱蒼とした森とか

森の中に光が差し込んでいるような

イメージが湧いてきて

自然との相性を感じさせられたので


それこそ御所やお寺などの、

自然に囲まれた

半分外の環境で演奏されるのが

似合うのだろうと思います。


招魂・鎮魂の神事の際に演奏されるとのこと。

なるほど…。


当日は神楽笛、和琴、篳篥(しちりき)の

三重奏でした。


どなたのかわかりませんが

参考までに貼らせてください。



小さい頃からピアノをやったりして

西洋音階に慣れ親しみすぎた私が

最初に雅楽を聴いたとき、

とても不思議な気分になったことを

思い出しました。


でも、DNAに刷り込まれた

何かなのかわかりませんが

ずっと聴いていると心地がよくなって

上に書いたように、自然のイメージが

浮かんできました。


陪臚は、多くの人が聞いたことがある

気がする曲ではないかなと思います。


当日は三鼓、太鼓、鉦鼓(しょうこ)、

笙(しょう)、篳篥(しちりき)、

龍笛の六重奏(龍笛はお二人)と

豪華絢爛!

迫力がありましたニコニコ


でもやはりどこか心地が良く、幽玄。


陪臚はとても華やかな印象で

仏教と関係の深い舞曲なのだそう。

東大寺の大仏開眼供養の際に演奏されたと

伝えられているらしい。

やっぱり歴史がすごいな不安


👇映像は揺れますが、音がよいのでこちらを。



当日の様子が公開されることが

あったらリンク貼り替えたいです。


また続きを書きますニコニコ