今朝、今日という日に
合わせて、NHKでこの番組が
やっていました。



広島の原爆慰霊碑は、

当初、

日本とアメリカに出自をもつ

彫刻家のイサム・ノグチさんの

設計のものに、なるはずだった。


世界的に建築や彫刻が

評価されている

アーティストです。


ノグチさんも

この仕事に、縁を感じ

並々ならぬ思い入れを

持って、取り組んでいた。


でも、途中で突然、

丹下健三氏のものに変更に。


関係者が、

「なぜ日本人ではなくて、

アメリカ人のノグチの

デザインにするのか」と

反対したそうな。


それで、現在のこの形のものに

なったそう。



全く、知りませんでした。


ノグチ氏は、その後も

この「幻の原爆慰霊碑」を

アメリカ国内に、贖罪の意味を込めて

作るべきだと、努力したものの、


残念ながら、

それは叶わないまま。


でも、心ある芸術家が

精巧な模型を作ったりして、


ノグチ氏が望んだ形で原爆慰霊碑が

作られるよう、関係者を含め

訴えられ続けている、

という話でした。




広島の人の気持ちになれば、

原爆を落とした

アメリカ人のデザインには

したくない、という気持ちは、


そりゃそうでしょう、と思う。


でも、米国人の贖罪の気持ち、

そして両国の架け橋、

平和の象徴、

原爆を二度と落とさせない

象徴として

今なら、作られても

いいと思うのですが。


戦争が、まだ起きていて

核が使われる可能性がゼロではない

今は。


でもやはり

広島の方々は、

たまったものじゃないでしょうか…


オバマさんが来てくれたときは

感動しました。


岸田さんには

広島出身の総理大臣にしかできないことを

期待しています。


毎年、この時期は

終戦記念日の8月15日まで

平和を噛み締めていますが、


本来は、この時期でなくても

噛み締めるべきですよね…。


No Nukes, No War.


2022年8月6日

無知の知