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SDGs…何それ??

 

と前回読んだ本から生まれた疑問を

解決すべく、本日の一冊を購入しました。

 

 

相変わらず今日も無知だな・・・

 

SDGsとは何か?

SDGs(エスディージーズ)

Sustainable Development Goals

=「持続可能な開発目標」

2015年9月に国連総会で採択

 

・・・わかりにくい。

要は

 

「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の

世代の欲求も満足させる様な開発」

 

つまり

トイレでウンチしたら、次の人のために

ちゃんと流しましょう!

ってことですかね。

 

え、違う?笑

 

 

僕レベルの無知がいらっしゃいましたら

少し本書で教えてもらいましょうか!

 

<こんな人は読んで何か得られるかも!>

・なんか自分の会社でもSGDsって言葉が出るように

なったけど、全然ピンとこない!

・環境を守ろうとか、今さらキレイごと言う~?

~流れ~

SDGsって何?

→定義の話

 

SDGsに貢献するメリットはあんの?

→企業にもメリットあり!

 

じゃあ取り組んでみようかな。

→スタートするためヒントを授けます!

 

実際にやってみましょう

→アイデアの実現に向けた手法を

 

特に日本で優先されていること!

→9つのテーマが挙げられています。

~内容・心中

 

①SDGsって何??

今一度。

 

「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の

世代の欲求も満足させる様な開発」

 

あなたの子供や孫、ひ孫世代が安心して住むことのできる世界を、どうやってつくっていくか

 

後に生まれて損

と感じさせるような社会にしてはならない。

 

そのための目標だそうです。

 

ん?sって複数形?

 

そうです。17のカテゴリーに

わかれています。(それぞれがさらに

分かれ、計169の目標となります)

 

例えば・・・

・貧困をなくそう

・飢餓を終わらそう

・女性・女児の能力強化を

・各国間の不平等を無くそう

などなど

 

一見テクノロジーは進んでいる世の中だが、

成長だけに興味がもたれると他の面が

置いてけぼりになり、将来的には恩恵以上に

不利益を被る可能性があるという。

 

1つの立場だけ物事を見ていてはだめだということがわかります。

必ず考えに入れなくてはいけないのが「環境」です。

 

これを聞いて

そんなの当たり前じゃん!

って思いません?何を今さら?と。

 

 

しかし事実として

 

・CO2排出による温暖化

・格差の増大

・先進国債務造

 

など、21世紀が直面している問題は

多いとのこと・・・

 

SDGsに貢献するメリットはあんの?

 

正直、企業側としては・・・

 

「え?SDGsなんて考えてる暇ないんだけど!」

「環境?男女平等?

それも大事なんだけど、とりあえず利益優先で!」

「こんなの国が頑張ってよ。」

 

と思いたいところでしょう。

しかし、SDGsを達成するには実働部隊である

企業の理解・協力が不可欠である、と。

 

政府の役割はあくまで

企業がSGDsに貢献できる

 

場を提供

 

することと位置付けます。

 

 

企業側もSDGsという面倒なことを考えて

運営していかないといけないのですが・・・

メリットもあるようです。

 

 

実際に気づいている経営者はいるようです。

次の3点の魅力が提案してくれました。

 

①新事業開発や既存事業の拡大につながりそうだ

②新たな人材獲得のための武器になりそうだ

③コミュニケーションツールとして有効だ

 

既存事業の拡大に悩んでいる企業のために、

SDGsをヒントに新規事業に着手してほしいと

いう狙い

 

年間12兆ドルの価値を生み、最大3億8000万人もの新たな雇用を創出する見込みとなっています。

 

20-30代の世代はSDGsに興味あり!

 

若い世代が見ているのは「自分たちの未来への共感があるかどうか」の姿勢

 

SDGsという単語自体が便利!

企業が経済活動を行う上で

「SDGs実現のため!」という大義名分を

掲げると、他者に理解を得られやすい。

 

水戸黄門の「この紋所が目に入らぬか!」的な役割を演じる

 

(それに反対を食らいにくそうである笑)

 

つまり、この言葉を理由にビジネスを進めやすい

というメリットを著者は伝えたいのだろう。

 

 

※ちなみに

ESG(環境・社会・ガバナンス)については

SDGsとセットで考えられる。

ESGはプロセス SGDsはゴール

 

つまり

「SGDs実現のためにESGに配慮した

商品・サービスを開発する」

というのが正しい使い方。

 

投資家たちがESGに着目している点も

最近は話題である。

 

じゃあ取り組んでみようかな

 

取り組み方として・・・

まずは!自分に合ったやり方から。

 

例えば、

 

飲食関連の会社

→貧困や飢餓の項目に関連性がある

医療関連

→健康や福祉などに関連性がある

 

更に具体的に狙うなら自社の

経営理念

を確認し、169のスローガンのうち

最も近いものと照合して実際に

取り掛かってみる。

 

 

・・・でも、自分一人だけやる気になっても

他人からは痛い人間に映りますかねー。

 

「トップの関心が薄いからできない」と嘆くのではなく、トップの関心を「仕向ける」ためにどうするかというのも一つの方法です。

 

・・・これが難しいんだよなー笑。

少し気合い論が入りましたね。

 

その他、利用者・消費者の声から

ヒントにSDGsの項目との関連性を

見つける

 

これは一般のビジネスでニーズを

拾うことと一緒ですね。

 

例えば・・・

「お宅の病院は待ち時間が長い!」

「コロナで待合室が密になるの心配!」

「ってか座れない」

 

→フードコートの呼び出しシステムを応用して

近くにいなくても、順番が飛ばされない工夫を

するなど。

これはSGDsの福祉面に貢献?的な?

 

こんな感じでしょうか?

 

実際にやってみましょう

 

「ワクワクする」こと!

を切り口に!

 

 

んー・・・ワクワクねぇ・・・。

 

例えば、「地元の農産物を使った駅弁」を考えてみましょう。

 

うわ・・・地味・・・笑

まぁいいか。

 

次にこの駅弁が流行れば、どんな

良いことが起きるか?

 

連想ゲームをしていく。

 

・リピーター客の増加

・SNSで流行る

 

すると・・・

地元サプライヤーに好影響

・農産物の需要増加

・雇用創出

・新規設備投資

 

それらはSDGsのいずれかに

当てはまる。結果としてSGDsへの

貢献につながる。という流れ。

 

ここで強調しているのが、

負の側面を予想しておくこと。

 

供給力が限定的なので人気が出すぎても作れない。弁当箱や包装材などの廃棄物の発生。特にプラスチックごみ。

 

なるほど。地味な例えではあるが、

流れとしては参考になりますね。

 

まとめると

1.ワクワクを見つけ

2.妄想を膨らませ

3.SDGsに該当するアウトカムを見つける

4.マイナス面も予め考えておく

 

でしょうか笑

 

あるいは

ゴールを先に据えて

今何ができるかを探す

 

例えば・・・

SGDsが目指す項目の一つ

 

「石炭の消費量が減った世界の状態」

 

に着目した場合、

 

導くべきアクションは、「石炭関連のビジネスから撤退し、他の儲けのネタにシフトする」です。

 

から遡り・・・

 

技術者に仕事の分野を変えてもらう

教育訓練を行う

 

めっちゃ大変そうですけどね笑

 

―――

要は

・とりあえずスタートしちゃって、着地点を

見つける

or

・ゴール(目標)を掲げて、逆算して

スタート位置を見つける

という手法の章でした。別にSGDsに限った

話ではありませんね。

 

日本が優先している項目

 

1女性の活躍

2教育と職業訓練

3安全で住みやすいまちづくり

4エネルギー利用やCO2の削減

5持続可能な消費

6海洋プラスチックごみの削減

7森林や生態系の保護

8科学技術・イノベーションの創出

 

列挙するだけにとどめます。

 

~感想・今後に向けて~

 

国連総会で決めた目標って聞くと

個人レベルではどうにもならない

スケールの話に聞こえてしまいますが。

 

何となく本書から自分次第で身近にも

できそうな気がしてきましたね!

 

※以下は自分の例え話です。

長いので、興味の無い方はスルーで!

 

例えば、自分なら・・・

 

個人レベル

医療資源をより効率に提供する

言い換えると

意義の低い医療を漫然と行わない

 

例えば・・・

現場にいると、いくら高価な治療を行っても

今の技術では救うことができない局面は

多々あります。

 

なのに、漫然と高価な薬剤を、あきらめない

という感情論で使い続けられるケースがあります。

 

医師に問われるのは患者・家族の前で

全力を尽くしているアピールをするのではなく、

医師の観点から、区切りをつけ、かつ納得してもらえる

ような説明力が問われます。

 

説明によってかかる金銭的コストはありません。

寿命、老衰、末期がんという事実を受け入れてもらえる

よう話す力こそ、高齢社会で必要なスキルと考えます。

 

それによって数十万~数百万のコストが削減できる可能性

があるのです。

(病院収益は後回しになってしまいますが・・・)

 

 

病院レベル

地域単位で病院連携を強めてみては?

 

例えば、

A病院に専門性の高い重症患者が

きました。しかしA病院は治療できる

環境が整っておりません。

 

今ではA病院のDrが近隣の医療機関を

一軒一軒電話で当たっております。

A病院

「~疾患の患者を診てもらえませんか」

B病院

「うちにも見れる医師が不在で」

A「わかりました・・・」

 

次にC病院へ

C病院

「今、満床でして…」

 

次にD病院へ

D病院

「・・・(つながらず)」

 

など、このやりとりで数時間かかることは

ざらにあります。
 

 

自分がチャレンジしたいのは

地域単位の病院がネットワークでつながり、

A病院がヘルプを出したら、B C D E病院に

一斉に通知が送られ、対応できる病院が

名乗りを上げる、というシステムを

作ってみたいのです。

 

アウトカムとして

・速さ

・A病院のDrの手間省略

など挙げられます。

 

 

まだまだ粗い提案ですが笑
 

―――

こんな風に個人レベル、会社レベル

など様々なスケールでアイデアを

出せる点はSDGsに大きな可能性を

見出せるのではないでしょうか?

 

きっとどのような業界でも多くの発想が

眠っている気がします。

 

皆さんも「ワクワク」を考えてみては?

 

 

ただね、ひとつ腑に落ちないのは・・・

男女平等、福祉促進って

耳障りの良い言葉ではあります。

 

しかし、

 

男女平等=女性の管理職を増やすこと

に何故つながるのでしょうか?

 

 

福祉の促進で低賃金の介護職が

多くなっていく事は全体として

メリットなのでしょうか?

 

 

先日の森五輪組織委員長のニュースは

個人的に納得いきませんでした。

彼の発現はこのご時世問題があったようにも

思います。

 

が、それを受けて

「老害」呼ばわりする集団も同じ土俵に

立っているとしか思えないんですね。

 

世の中的には生産年齢を引き上げる方向と

思います。それなのに、このようでは・・・

世間は高齢者をどうしたいのでしょうか?

早くリタイアしてほしいのか?定年を引き延ばしたいのか?

 

男女平等を掲げるならば

老若平等も掲げてほしいところですね。

 

それが、SGDsに貢献するという側面では

重要と考えています。

(SDGs実現が全て妥当かどうかは置いといて)

 

<次に読みたい本>

・なぜ、高齢者はさらに長生きすべきなのか?

という私の疑問に答えてくれる本

・男女平等とはいったい何なのか?

について本質的な理解ができそうな本

 

 

参考・引用 村上芽・渡辺珠子 SDGs入門 2019年6月 日本経済新聞出版社