~買った理由~

今年に入るまでは存在程度しか知らなかったです(笑)。世間知らずなので。

 

ふと、出勤の移動時間を有効活用できないかと考えていたら・・・youtubeを車のBluetoothに接続して聞こうと思ったんですね。かつ、有用な情報が得られるように

検索ワードを 「起業」 だとか 「時間」 とかにしたら、やけにたくさんしゃべっている人がいたんですね。それがひろゆきさんでした。

すごいですね、いまはスパチャで全国の人が悩み相談をしています。秒単位で数千円が投入されています。勝手に金が入るシステムを作る天才です。

 

そんな彼の思考回路を少しでも覗ければ・・・と思い購入しました。

 

~あらすじメモ~

序章 「1%の努力」とは何か?

結論として人生に「生きる意味」は存在しない

→ならばできるだけ楽しく暮らそう!なら幸せの総量を増やすことを目標にする。

 

それが 「本」

(しかし、いい本でも時間がたつと中身をほとんど覚えていない。)

 

著者のおすすめの本は・・・

「銃・病原菌・鉄」

 

本書はあらゆる概念における「考え方の考え方」を教える。

 

Episode1 前提条件の話

エッグスタンドのある家に対してあなたはどう思うか?

①私の家にはない。貧乏だから・・・恥ずかしい。

そんなの要る??

※エッグスタンド=卵を置くためだけの食器

 

世の中、比較比較にさらされる。

こう考えられると楽になっていく。

子供のお受験=エッグスタンド

ファーストクラス=エッグスタンド

 

そうやって自分の最低限を下げてみる。また底辺を知っておくことも一つ。

「治安が悪い」は思考停止ワード

 

何故、前提条件の話なのか?それはチャンスを逃さないため。

「片手を空けておく」 とチャンスをつかめる可能性がぐっと広がる。

チャンスの神様の前髪をつかまえる。後ろ髪はないので、通り過ぎたらもうつかまえられない。

 

Episode2 優先順位の話

「壺の話」

大きな石を入れる 満杯?いや違う

小さな石を入れる 満杯?いや違う

砂利を入れる 満杯?いや違う

水を入れる やっと満杯

 

何の話か?満杯と思ったら、まだ入る余地はある。物事もそうである。

違う。優先順位の話である。

水を先に入れてしまったら、もう石は入らない・・・

 

あなたにとって大きな石(=優先すべき時間)は何? そこから費やしなさい。

とはいえ、あらゆることを経験しておかないと これは無駄 という判断することはできない。

 

何歳でも目的を持つ。ルーティンワーク化したオジサンになりたいか?

 

Episode3 ニーズと価値の話

好きなことを仕事にする できることを仕事にする は違う。

後者を勧めている。

 

やりたいことを現実化させるためには・・・

無くなったら困る体験 

を探す。

 

(例)2ちゃんねる

「誰しもが一言だけ言いたい」 欲をに着目して匿名で投稿する掲示板の先駆けとなれた。

 

 

Episode4 ポジションの話

著者:場所を提供できる立場にいたい

場所があれば、人は動き始める

 

著者のポジション取り

→会社での第三者的な立場 それは下っ端でも経営者でもない

「~」 必要なスキルは・・・・

現場のリアル 経営側の論理 コミュニケーションコスト

発信者は強い

 

経営者の本から学ぶこと

×同じビジネスでの成功過程

〇姿勢

Episode5 努力の話

好きなことには、何時間過ごしても「努力」したと実感すらしない

ある人が成功体験を ブログ 本 番組 で披露する。

→秘訣は?とメディアが答える。 「死ぬほど努力したから」

そんなやり取りは

 

 

Episode6 パターン化の話

自分をパターン化→自分を知る

①0→1を作る人

②1→10にする人

③10→11,12・・・とする人

 

口を出せる人になるには実績が必要 

論理があっても、聞いてくれる耳を持たれないとダメ

 

他人をパターン化→その人との接し方を知る

 

Episode7 余生の話

人は年を取るにつれて「成長」すると思い込んでいる

→10年間何も考えずに過ごした人には何も残らない

 

年を取るにつれて仕事を減らすべき

→そのために考える

 

~感想~

本好きの自分から見れば冒頭で 本 を幸福度を上げるツールとして紹介されたのがうれしかったですね!

自分の中で本は 照明 と捉えているんです。業界の中だけで24時間生きる自分が世の中を除くための照明と。

 

「壺の話」 好きです(笑)

大きな石・・・自分にとっては、30代にしかできないことです。

ライトな恋愛、アクティブな旅行、経験(バンジージャンプはやっておかないと)、

これ、

 

の主題でもあります。これでギャンブルを捨てられたんですよ(笑)

 

「考え方の考え方」・・・哲学的ですねー・・・

私の解釈は あらゆる概念(対立を生むような)を考える上で、自分の中の判断基準 です。

私の判断基準を申しますと、表面的には中立をとり、角が立たない形で自分の益となるよう選択をすることが多いです。

 

例)議題 喫煙している患者を禁煙させるべきかどうか?

普通は医師として禁煙させるべき!で終わりますよね。ただ、彼らの中には喫煙によって享受できたメリットがあったかもしれません。喫煙者同士の独特の仲間意識、人間関係の構築など。私の先輩医師はよく頭ごなしに喫煙を否定して患者と喧嘩しています(笑)

 

また視点を変えますと・・・喫煙が減ることで意外と困るのは医療界そのものかもしれません。疾病リスクが減って、患者総数は減るでしょう。かといって他者への実害もあるため、喫煙者に何も言わないのは医師としての建前が崩れます。

そこで落としどころを見つけているのです。

 

~どう変わったか・今後にどう生かすか~

読んで どう変わったか というよりは、自分の考えていることを言語化してくれたような本でした。2点ほど挙げます。

 

①どうも数年前から自分はサラリーマン(勤務医)であることは性に合わなくなってきてしまったようです。本書もサラリーマンとしての生き方からの脱却を提案している見方もできます。

ラットレースご存じですか?

時間を消費して働く→給料をもらう→支払いをする

のサイクルで人生が過ぎていくんです。

 

 

に載ってます。「経済的自由」の話です。この瞬間、目が覚めました!

 

②ひろゆきさんの言うEpisode4での第三者的立場って、皆さんに例えたら何でしょうか。

僕はマネージャーですね。

病院で医師の資格を持ったマネージャーってピンとこない来ないかもしれませんが、以前からその立場を目指していました。ただ、ポジションの確立が必要です。そのための実績づくりが私の課題でしょう。

 

いろんな本の集約のようにも思える本でした。ひろゆきさんって天性でこうなったのかな。やはり「考え方」の勉強は人一倍やっていたかもしれないですね。

 

~疑問点~

文自体は平易なのですが、読解するのは結構難しくないですか?やはり考え方の奇才なのだろうな、と思いました。僕みたいな凡人はこの本内容の前後のつながりがわからなくなってしまうのですが、きっとひろゆきさんにとっては当たり前のつながりなんだろうな、と思います。

 

まず、「片手を空けておく」ってどんな状況なのでしょうか?

本業(に限らず、人生のあらゆる物事において)に対して100%自分を入れ込んでおかない、という解釈をしましたが、汲めているのかどうか・・・

 

例えば、9時~17時のサラリーマンに対しても、その業務中は余力を残しておくように、ということでしょうか。帰って疲れて寝るだけの日々では何も変わらない、何か新しいことが訪れた時に答える余裕がない、と。

 

そもそも 読み終えて「1%の努力」とは?と聞かれたら、一言で答えられない自分がいます。

まだわかっていないのでしょう。他書でヒントを探してみます。