~買った理由~

週に2回ほど本屋に行くんですが・・・どの書店でも オススメ!として紹介されていたんです。タイトルがよくわからないし、あまり読む気もしていなかったのですが、装丁から

チーズ=可能性は変化の先にある!

とあり、漠然と変わりたいなーと思っていた時に惹かれてしまいました。チーズと可能性をどうリンクした内容なのかも気になりましたしね。ページも100無かったので抵抗なく買っちゃいましたー。

第1版 発行日 2000年・・・だいぶ遅くになって読んだな(笑)

 

~あらすじ・メモ~

プロローグ

高校同級生が同窓会で集まる。みんな社会人になった。あらゆる地位、職種の人たちだ。

久しぶりに近況を話し合う。誰も同じような境遇に置かれていた。目まぐるしく変わっていく社会にどう対応しようと四苦八苦しているのだ。

語り手の彼は言う「僕もこれまでは変化に対応することができなかった。しかしある物語を知ってから気づくことができた。変化というのは何かを失う事

じゃない、何かを得ることだってね」

皆が聞く「その物語って?」

「チーズはどこに消えた?というんだ」

 

ストーリー

登場人物

 ネズミ:スニッフ スカリー

 人間:ヘム ホー

 

世界観:

それぞれ家を出て、チーズを食べたいからチーズを見つけに行く。迷路のどこかにはチーズがあり、チーズを見つければオッケーという設定。

 

まずは皆がチーズのある「C地点」を見つけた。翌日から皆はC地点を目指せばよいのだ。

人間の方はC地点の近くに引っ越した。幸せを見つけた!

ネズミは違った、C地点に行くことには変わりないが、周囲を分析し何かチーズに変化はないか、毎日確認した。ネズミだけが日々チーズが減っていることに気づいていていた。

 

ある日、C地点のチーズが無くなっていた。

人間は狼狽した。ネズミは次のチーズを探そうと新しい道を進んだ。

人間はこの状況を認めなかった。現実逃避である。

彼らはC地点のチーズを頼みにして人生設計をしていた。

二人はチーズが無くなった原因を解明しようとした。特にその場から離れないことにヘムはこだわった。更にはチーズは戻ってくる とすら認識していた。

その間ネズミは新しいチーズのある「N地点」にたどり着いたのだ!

 

とうとうホーは気づいた。このままでは状況は変わらない、と。

ヘムを説得して見せたが、彼は耳を貸さない。仕方なく、ひとり迷路に繰り出した。自分の知らない道は恐怖ばかり。もし新しいチーズが見つからなかったら・・・。

 

なかなかチーズのある場所を見つけることはできなかったが、一つの答えにたどり着いた。

新たなチーズを探すのは恐れていたほど大変ではなかった。

 

チーズの無い状況に慣れ、恐怖を乗り越えた彼は足の向くままに進みながら、先に何かがあることを確信していた。それが何かはっきりとはわからなかったが。

 

次第に、ホーは新しいチーズを探すことを楽しむようになっていた。

ヘムにも気づいてもらいたくて、道半ば、壁に変化に適応するための目印を残してきた。

 

とうとう彼はN地点にたどり着いた。ネズミたちが歓迎してくれた。

 

「変化、ばんさい!」

 

詳しくは本書をご覧ください。

 

~感想~

この本を読んだのは2021/3/22でした。いつも本に読んだ日付を書く変な習慣あるんですよね。ブックオフで売れないですね(笑)

32歳で、ちょうど医者として分野の知識は最低限手に入ったような時期です。誰しもそうなのかもしれませんが、そうなるとマンネリ化してきません?びっくりするような新たな発見もなく、淡々と1年が過ぎていくような。

 

これは僕のチーズが無くなってきたことと解釈していいんですよね?(笑) 見る人から見れば完全にわがままです。マンネリ化の詳細は他の記事に譲ります。

 

おそらく、メッセージとしては

みんなホーのようになろう!ということでしょう。

 

ただ、この本の厳しいところは、ヘムがダメ人間に映ってしまっていることでしょうかね。

正直、自分ヘムだけど、ヘムでいるしかないんだよ・・・!って思った人いるんじゃないかな・・・。自己啓発本の怖いところだと思います。子供がいて、年齢が40近くで、転職したら収入は確実に減るだろう、なんて言われる業界多いじゃないですか。キャリアアップ、スキルアップって言っても簡単な事じゃないと思います。

自分が言っても説得力無いけど、一時の麻薬にならないでもっと大人数が持続性を持って変化できるよう指南書はないでしょうか。

 

もちろん、他意ありませんが変化する必要ない人だっているはずです。

 

~どう変わったか・活かすか~

将来の夢は実家の病院経営ですが・・・

この本の表現を借りると、実家の病院=次のチーズ でしょうか。

ということはこのチーズだって消滅しうるということです。その先も考えておかないといけないでしょう。危ないところでした・・・

もちろん経営のために必要なスキルを身に付けつつ、最悪医者じゃなくても稼げるような「何か」を身に付けたいです。

 

自己啓発本って、怖い側面ありますよね。読むとそれだけで自分が成長したかのような。つまり、何かしらで変化していないと、この本においては読書失敗なのかもしれません・・・。