二番目の悪者

という絵本はご存じですか?

登場するのはすべて動物たちです。

 

 

 

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~あらすじ~

 

次期王の座を狙う金のライオンは

心優しく評判の良い

次期王の候補だろうと言われている

銀のライオンを妬んで

根も葉もない噂を言い始める。
銀のライオンの真実の姿を知る

動物の声はかき消され

悪意ある嘘がいつのまにか

真実の姿のようになってしまい

どんどん拡散されていく。

真実をきちんと確かめずに

金のライオンの言葉を

盲信した結果

金のライオンが王になるが

自分だけが贅沢に暮らし

他国に戦をしかけ

国はめちゃくちゃに。

動物たちが真実に気が付いた時には

時すでに遅し。

しかし悪いのは

金のライオンだけなのだろうか??


 

 

 
 
 

 

 

 

 

 

悪意なき噂話も

いつのまにか尾ひれがついて

まるで真実のようかになってしまう。

小さい頃伝言ゲームって遊びをしたけど

伝言していくと最後には

全然違う話になっていましたよね。

人の噂話程

不確かなものはないと思っています。

 

 

 

 

 

今の情報社会。

便利なようで不確かな情報も

溢れかえっています。

メディアや権力者の言葉も

丸ごと信じるのではなく

自分の目で真実を確かめたり

自分の頭で考えることが大切だと思います。

 

 

 

 

 

 

東京大空襲がおこった今日。

いつもは娘に戦争の本を

読み聞かせたりする日でしたが

今日はこちらの本を選びました。

当時のメディアは国民に

都合の悪いことを

隠していたり

戦争することが正義のように

駆り立てて行ったといいます。

今も世界では戦争が起こっていますが

どちらが正義なのかなんて

メディアの伝え方によっても

変わってしまう。

 

 

 

 

 

娘には情報に流されず

自分の目で確かめたり

自分の頭で考える人になって欲しくて。

そんな思いでこちらの本を

渡しました。

 

 

 

 

 

嘘 噂話 SNS いじめ 

戦争 差別

 

考えない、行動しない罪。

グサッと心に刺さります・・

 

 

 

 

 

 

「誰かにとって都合のよい嘘が

世界を変えてしまうことさえある。

 

だからこそ、

なんどでもたしかめよう。

 

あの高くそびえる山は

本当に山なのか。

この川は

まちがった方向にながれていないか。

皆が歩いていく道の果てには

何が待っているのか。」

 

 

 

 

とても考えさせられる絵本でした。

子供だけではなく

たくさんの大人の方にも

読んでもらいたい絵本です。