推しにハマりこむ程夫への気持ちは急速に冷めていく


夫と私の仲は決して悪いものではなかった

どちらかといえばバカが付く程仲が良かったのだ

だが、夫の元々の気性の荒さが災いした

歳と共に人は丸くなるなんていうのは嘘だ

夫は歳と共に怒鳴り癖が酷くなっていった

些細な事でスグに怒鳴り声をあげる

超ド短気なヒステリーだ

逆に私は静かなタイプ

怒る時も静かに怒る人間なので、夫の怒鳴り癖だけはどうにも反りが合わなかった


体は弱っていく

もちろん夜の夫婦生活も無くなる

そして怒鳴り癖

その上夫には借金癖もあった

夫の急速な老化は全て私にとってマイナスに働いていった


その上で出逢ってしまった推しという存在


私は本気で離婚を考えるようになっていた

私にとっては誰かと共にいるという間に愛が無ければ成り立たないという図式が強くある


私の夫への態度はみるみる冷ややかなものへと変わっていった