巌流島  博多座にて | muchaholyのブログ

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博多座にて横浜流星さんと中村隼人さん出演の「巌流島」を観劇。
博多座玄関には、名前ののぼりがはためき、階段もペイントされてました。
公演期間は短いのに、ペイントされてて驚きました。
連日満員御礼ということも関係してるのかしら?
 
 
 
横浜流星さん、始めに騒がれだしたころはあまり惹かれなかったんですけど、ドラマで良く拝見しているうちに演技もお上手だしかっこいいなぁと感じるようになりました。
 
中村隼人さんを拝見するのは、昨年の夏の歌舞伎座以来。もともと、お顔が好きですハート
 
若いカッコの良いおのこ二人を観れると数日前からワクワクルンルン
 
なんだかね、観劇の回数が増えてくると、観劇を心待ちにするワクワク感が少なくなっている気がします。
今年は、少し観劇回数を減らそうと思っているんですけど、ついつい少しでも気になるとチケット取ってしまう。
先日の上京時など、宝塚だけを観に行く予定が、結局4公演見てしまいました。
 
振り返るとどの公演も観て後悔したものはないんですけど、観た内容をどんどん忘れてしまってもったいない気がします。
といいつつ、結局たくさん観てしまいそう。
 
「巌流島」の観客はほぼ女性。
そして、オペラグラスを持っている人がほとんどいない!!
先週の「ドリームガールズ」なんてオペラグラスを持っていない人の方が少なかったと思います。
私は2階の後方席だったので(今回は通常のB席でもA席と同じ値段、かなり不満汗)オペラ必須だと思うのですよ。
オペラグラスを持っていないということは、普段舞台を観ない人が多いということだと思います。
中村隼人さんのファンであれば、歌舞伎が主舞台だから、ほぼ横浜流星さん目当てだと思う。
 
大勢での殺陣のシーンでは、舞台全体をみたいですけど、動きのないシーンも多いので、私はかなりの時間オペラで、若いお二人のお顔を見てました。
 
ストーリーは、単純で二人の出会いと別れ、そして、ラストの巌流島の決闘に至ります。
舞台背景は、大小6つのスクリーンにモノトーンで映し出されるだけのシンプルなもの。
後半になるに従い、色も多様されるようになってきます。
 
このお芝居の感想を一言でいうと「真面目か」です。
遊び心が少なく、ひたすら真摯に取り組んでますっ!という印象。
 
もしかして、横浜流星さんと中村隼人さんって人見知りなのかな。年齢的には若干、中村さんが年上だけど、もともと、あとからキャスティングされたことで遠慮がありそうだし、横浜さんは、座長だけど年下で、舞台経験にすれば中村さんには遠く及ばないわけで、こちらも遠慮がありそう。
 
そこで、人見知りな二人が歩み寄ろうとした結果が、とにかく、殺陣等を迫力のある良いものにしましょうって頑張っている感じがしました。なので、合間もなんだかひたすら剣の道を極めるぞという気合のみ伝わってくる。
 
見ていてクスッとなるようなところとか、アドリブなのかな?というようなゆとりというか遊びがないのよ。ベテランの方も出ているとはいえ、役的に長く出るシーンがなかったので、そこを補うまでにはならなかったんだと思います。
 
唯一紅一点、凰稀かなめさんが、余裕のある演技で目を惹きました。さすが、宝塚OB。
 
昨年夏の、歌舞伎座「弥次喜多」のような娯楽作品ではないとはいえ、脚本演出だけの違いではないように思います。
猿之助さん幸四郎さんと比べてはいけないけれど、この二人がもっともっと経験を積んで演技が円熟したころ、このお二人でこの作品を観たいなぁと思いまた。
 
あと、セリフなんですが、横浜さん、武蔵としてずっと押さえた声なので、ドラマで見るのとは違う人のようです。
カーテンコールの、ご挨拶でやっと「横浜流星を観たぞ~~~」という気になれました。
ま、かっこよい男の子を観ると言う点では満足。
 
二幕目最初、髪をざんばらにおろし舞台に登場した流星さんのなんと素敵なことよ。
心の中で「キャラブラブ」と叫んでしまいましたよ。