被災地支援チャリティーコンサートの話カラオケ

 

 

2024年3月。思いも寄らないニュースが目に飛び込んできたダッシュ

 

 

 

すかさずEikoにも連絡スマホ

 

日程的にEikoの参戦は厳しそうだけど、私だけでも行くしかない。成仏させなきゃいけない気持ちがある。そんな風に思った。

 

ファンクラブ先行は諦めて、プレイガイド先行の抽選で5/15をゲット恋の矢(5/16は仕事の関係で難しそうだったので、そもそも申込みをしなかったけど、今となっては2nights、せめて申し込みはしておけば良かったと後悔泣

 

チケット取れても、そこを意識しすぎる事は避けてきた。COMPLEXはある意味パンドラの箱。開けたら何が起こるか分からない、そんな気がして。

 

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Eikoの影響だったか(?)、何がきっかけだったかも思い出せない10代の頃、突如としてCOMPLEXが私の人生にやってきた。田舎の小娘には、少々刺激強めの2人だったかもしれない。

 

COMPLEXとは?

 

ライブ映像が秀逸で、ライブハウス、アリーナツアー、なんとも言えない刹那を画面いっぱいに漂わせ、思春期の私を一気に飲み込んだ。きっと同じ思いをした人も多いのではないか。

 

 

 

電光石火の如く、あっと言う間に彼らは私達の前から姿を消してしまった。2年と言う短い時間を駆け抜けた二人はそれぞれの道を歩み、それはそれで良い決断だったのだと後にして知ることになる。

 

彼らが活動を休止する際、その最後の祭典は東京ドームで行われた。ファンであれば、合言葉だろう19901108。キャッシュカードのパスワードにしていたのが懐かしいおねがい

 

あれから21年の月日が経って、東日本大震災被災地復興支援LIVE COMPLEX『日本一心』が開催される。2011年7月30日(土)31日(日)2Days、場所は東京ドーム。

 

1990年に高校生だったEikoは大学卒業後就職、結婚して母親になり九州で新たな人生を歩み出していた。私も、学校を卒業しワーホリから帰って来て、名古屋でしがない派遣生活。それぞれ違う道を歩みつつも、今まで2D でしか体験できなかったアーティストが3Dになるかもしれないこのチャンスに胸が高鳴った。

Eikoがチケット獲得成功恋の矢だけど後に家族の事情で参加を断念ガーンチケットは、行ける人へ譲ったショボーン

後日、セットリストがあの1990年の東京ドームと一緒だと知った時は、信じられずしばらく放心状態に。

 

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いよいよライブ当日。34年越しに、直接彼らを体験出来る時がやってきた。通常、さっちんはコンサートグッズを買わない。なぜならアーティストのパフォーマンスメインだからマイクただ、今回の様に被災地支援と言う大義名分を前に、グッズを買わない理由も無いので、開演1時間半前にグッズの列に並んでみた。が、すでにお目当てのTシャツは売り切れ、しかもこのまま列に居続けたら開演時間に間に合わないのでは無いかと言う不安もあり、途中離脱。(後日、期間限定WEBショップから購入済PC

 

という訳で、45分前に席に着いた。

 

周りにはグッズのTシャツを着た人や、タオルを首に巻いた人が居て、ホントに皆COMPLEXのファンなのかな?と疑心暗鬼になる。無期限活動休止からもう34年経つのに??

 

いやいや、そういうあんたは?と、逆ツッコミしたい人もいたかもしれないが、それくらい、目の前に広がる光景が非現実的過ぎて、にわかに信じられない。なにせ5万人ものCOMPLEXファンを見たことがないのだから。

 

ただ一つだけ説得力があったのは、私を含めた観衆の圧倒的年齢層。布袋さんが言うように、彼らが20代の時の少年少女が34年後に集った夜であることは疑いようがなかった。

 

開演時間になると、待ち切れない観衆の熱気が会場を支配し始める。何度か来たことある東京ドームだけど、体験したことない雰囲気。やはり夢なのでは無いか、と思っていたら暗転。地響きのような歓声が起こる。席を立つ。

 

前回の復興チャリティーライブ同様、過去のライブ映像がステージ近くの大型ビジョンに映し出される。その中には、前回の日本一心を象徴する握手シーンもあった。さぁ、といよいよ感が高まったと思ったら、涙が頬を伝った。

 

えっはてなマークはてなマーク

 

ちょっと想定外なんですけど。。。本人達まだ出てきてないし、なんで?と思いながら、ハンカチで顔をふこうとしたら、堰を切ったように涙が溢れえーん、肩が小刻みに震えだして驚く。(泣いてるのバレバレじゃんガーン

 

感情が大洪水を起こして、もはやなすすべが無い。でも、このままだと本人達を見れないから、呼吸を整えようとしたら『BE MY BABY』のイントロが始まり、「あ゛~ドクロ」って言う変な声出た。キャーみたいな可愛いのじゃないヤツ。ホント、そんな声どっから出してんの?、と自分で突っ込みたくなるほどに品がない。。。パンドラの箱が開いてしまったのだ叫び

 

サンドイッチマンの富澤さんの表現をお借り出来るのであれば、本人たちはタイ米位の大きさだったけど、サイドの大型ビジョンに映し出される映像は、紛れもなく令和のCOMPLEXだった。デビューした時の危うさ、儚さは無く、年輪を重ねた安定感が全面に出ていた。

 

おやおや、今回も例のセットリストなんですね、と言う感じで進んでいく。

観客の中には、全ライブコンプリートの人もいるのかな?

私みたいに今日が初めての人は?

Eikoみたいに、都合がつかなかった人は?

とか考えながら、彼らの音楽を体感する至福の時。ふと、逆の立場だとどうなのかな?とも思った。

 

彼らにとっても東京ドームのこの景色は、個々の活動で見えるそれとは違うはず。ファンは、被災地支援の目的だから、と一生懸命自分に言い聞かせてる。もう見れないかもしれない可能性だって理解してる。無理に復活してほしいわけではない。だけど、忘れられないのである。こんなユニット、前にも後にも出て来てないんだから。曲も独創的だし、ボーカルカラオケとギターギターの出るとこ引くとこバランスが良いし、唯一無二なんだから音譜などと勝手に考えていた。

 

余談ですが、ボーカル位置の足元に固定カメラあり。時々ビジョンに映し出される吉川さん、ヤバイんですけど。(語彙力無くてすいません。)もともと吉川さんは水泳等で体鍛えてますのでキレイな体格していらっしゃいますが、足元からの画角は、更にスタイルアップ効果増々で、58歳にしておくのは勿体ないとため息が出る。最近Netflixの映画『City Hunter銃』を見ていたせいか、吉川さんが冴羽獠にしか見えなくなる始末。(←多分、ショルダーホルスターのせいですが、私なりの最上級の褒め言葉です。)

 

さて本編に戻りますと、本日ライブデビューの私にしてみると、Good Savageの盛り上がりが想像以上。からの、『恋を止めないで』の流れはすごい勢いがあって良かった。後は、多数出ているライブレポをご参照頂ければと思う。

 

積年の想いというのは、言葉にしなくても自分の身体の一部として存在して、何かをトリガーに溢れ出すのだと、今回思い知った。今だに感情が言葉に出来る状況ではないけど、心が大きく動いた記録だけは残しておきたいと思った。

 

COMPLEX will live foreverキューン(ドームだからなおさら思う。)

 

 

 

 

 

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