「室内楽って、そもそも何?」とお思いのあなた
私も説明出来できません
なぜなら、私は楽器を弾くような子供でもなかったし、
音楽の教養なんて持ち合わせている訳もないので、無理な話です。
興味のある方は、こちらをどうぞ
私がなぜこんな事を言いだしたかと言うと、前職の上司と定期会食した時に、
「若手育成を目的に、とある団体が室内楽の定期イベントを開催しているんだけど、
これがなかなか面白いんだよ。」と聞いたから。
だったら、と思って自らチケットを買って聴きに行ったのが2022年12月下旬
ピアノ1台、バイオリン2本、ビオラ1本、チェロ1本、という構成で
フランスの作曲家:ダリウス・ミヨーの「世界の創造」と言う楽曲を
鑑賞させて頂きました
実は私が参加させて頂いたイベントは2日間の構成になっていまして、
1日目が、公開リハーサル。
2日目が、本公演、と言う建付けなんですね。
で、1日目の公開リハーサル、私も初めてなのでドキドキしながら行ってみましたが、
リハーサルと言う事もあり、皆さんラフな格好で、穏やかな雰囲気。
そして、このリハーサルで初めて音合わせをした曲が「世界の創造」で、
知らない曲だけど、なんかジャズっぽい
言うなれば、ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」を彷彿と
させるのですが、なんとこの曲、その「ラプソディー・イン・ブルー」よりも
前に作曲されていると言うではないですか
これだけでも当イベントの主催者でもあるビオラ奏者:大山 平一郎さんの
知識の豊富さがダダ漏れている気がして、ちょっと前のめり気味になったさっちん
そして、いざ皆さんが演奏を始めた時、曲の解釈に四苦八苦しているのが
目に見えたんですよ。首をかしげたり、演奏が途中で止まってしまったり。
え?プロでもこんな事あるの?と思ったけれど、そりゃあ知らない曲を
初めて合わせて演奏するのだから、そうなりますよね。
しかし、大ボス大山さんは一人涼しい顔。
優しいトーンで、若手の方々に曲の解釈を伝え、何度も同じ章節を
繰り返し弾いていきます
そして、本当に音色が変わっていく様に驚きを覚えました。
ライブ感あって、とても素敵なリハーサルでした
そのリハーサルから3日後、今度は本公演。
いやぁ、良き。リハーサルの状況を知っているが故に、その出来上がりを
眼の前で確認出来ることの凄さと言ったら。
クラシックとか全然分からないけど、こう言う楽しみ方があっても
いいんじゃないかと、思えた夜でした。