サイン会に行った後に読むのを後倒ししていたら半年以上経ってました
そんな『ラザロの迷宮』を読了しました
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湖畔にある洋館を友人と一緒に訪れた月島。殺人事件の犯人を当てる、脱出型の謎解きイベントが開催されるという。だが、男女8人の参加者たちが発見したのは、本物の死体だった。一方、所轄の刑事・紗和は、血塗れで保護された男の捜査に駆り出され、本庁の刑事・久賀とコンビに。しかし男は、記憶をすべて失っていた――。二つの事件は次第に繋がり、驚愕の真相が明らかに……。戦慄の最終章に備えよ!次々と覆される推理が、次第に快感になる――中毒必至のサイコ・ミステリ。
本格ミステリなら大好き、館のクローズドサークルと、刑事目線の二軸から成るこちらの作品。
毎度ながら館のハラハラ感の方に目が行ってしまいがちなのを、刑事目線の方でだんだん解明されて行き伏線を回収して行くと、どちらもどっぷりハマって読み進めてしまいました
読み込んでしまうと、自分のいる位置が曖昧な気分になってきて、精神的にゾワっとさせられました。
今までの神永学先生の作品とはいい意味で違っていて、とても面白かったです。
たまたま本を読んでいてこのブログを覗いた人がいればコメントくださいね


