ドヴォルザーク「新世界から」 | 無庵日録

ドヴォルザーク「新世界から」

2010・7・19
 NHK芸術劇場でドヴォルザーク「新世界から」を聴いた。
指揮はチェコ出身のイルジー・ビェロフラーヴェク、オケは
BBC交響楽団であった。
 久しぶりに好きな曲を聴き、とても新鮮な感じを受けた。
指揮者がインタビューで、この曲がとても好きで、24日間
で21回演奏した時は、楽団員と話し合い毎回新しい発見を
する気持で取り組んだと話されていた。
 実によく出来た作品で、クラシック音楽が好きになった頃
の曲であり、演奏会で聴くと管弦楽の醍醐味にふれる思いを
受ける。
 リズム・メロディー・ハーモニーともに親しみ易く緩急と
強弱の組合せが心にくい。聴き終ってオーケストラとは何と
好ましいものかと感心させられる。
 ドヴォルザーク作品は≪チェロ協奏曲≫≪交響曲8番≫等
もよく聴いた。クラシック演奏会にはこういう作品を楽しみ
にしているファンも多いことであろう。
 指揮の≪イルジー・ビェロフラーヴェク≫、アンコールに
3曲もサービス、いい顔をされていた。久しくクラシックの
演奏会場に出向いていないが。