今回は久しぶりに

この部屋のメインである

カメラの話です

愛知には1947年に創業された

リサイクルショップの

草分けと言ってもよい

「キンブル」という店があります

本当にいろんなものが売っていて

訳のわからない店と言っても

決して過言ではないでしょう

名古屋に住んでいる方なら

知ってる方も多いでしょう

月に1回ぐらい遊びに行きます

少し前にお邪魔した時です

店の一番奥の箱の中

ひっそり置かれた凄く古い

カメラを見つけました

電源を入れるとなんと通電しました

きっと壊れているだろうなぁと

思いながら連れ帰りました

オリンパスのC-2ZOOMと云う

2002年3月に発売されたカメラです

家に戻ってメンテナンスをしました

殆どどこも壊れてないようです

24年前のカメラが

「私まだ死んじゃいないよ

まだまだやれるよ!」

そんな声が聞こえました

早速、2人で散歩です

前に話しましたが

私は記録ではなく

記憶で撮りたい

本来のカメラの意味を考えれば

間違ってるかもしれません

ですが私には

空は限りなく青く見えたんです

赤い車はまるで隠れてるように

それでも真っ赤な自分を

「さあ撮ってちょうだい!」

と言っているようでした

桃の花が名残惜しそうに

春待ちをしているようです

木蓮の花びらは九枚

コブシの花びらは六枚

あたりに漂う香り

それは

木蓮のそれでした

この塀は

いつからあるんでしょうね

所々が剥げているけれど

何か強さを感じます

塀の声も聞こえる

「俺もまだいけるぜ!」

錆びたトタン

バラが上へ上へ

空を目指していました

 

春の空気が漂う中

短いカメラ散歩を終えました

330円で連れ帰ったカメラさんは

今流行りのエモいとかの写真でなく

ちゃんと今も生きているよ!と

証明をしてくれる

見事な絵を

叩き出してくれました