脳卒中系のブログや日記はとても真面目です。発症後からリハビリの様子
そしてその成果を見ることのできる本当に真摯なものが多いです
当たり前ですよね みな真剣ですもの!あたしも入院中は救われた一人ですしね
勿論、五年間のリハビリの様子をあたしも綴っていくのですが
現実は微妙です。だからこそ少し恥ずかしい事や馬鹿なことも書いてみます
どんなふうに感じ どうなったのかを正直に書くこともアリだと思うからです

 

 アップ あたし中性脂肪君をやっつけてくれたナイスなやつです

そのお話し 

 

ICUから一般病棟に移りしばらくして担当のT医師が来ました

あたし「先生助けてくれて

             ありがとうございました
      少し寝てもいいですか?

              もう死なないはてなマーク
T医師「ハハハ 大丈夫ですよ 

            ゆっくり休んでくださいね」

てなわけであたしは安心はてなマークして

寝りにおちました
どのくらいたったかは

わかりませんが
妙な感覚で目が覚めました

おいおい誰かの足があるぞい

なんで嫁君が一緒に寝てるのかしらはてなマーク

なんだろはてなマークそれが自分の足だと

気づくのに時間が必要でした
まるで他人の足がベッドの

中にあるような感覚なのです
自分の足の感覚が全く無いのです

もちろん大丈夫な右足は

あるのですー
「えぇはてなマークこれが自分の

   左足なのはてなマークはてなマーク・・・

   動かないんだけどはてなマークはてなマークはてなマーク
麻痺してることがわからず気持の

整理が追いつかないのです
治療のために首や体をベッドに

固定されていますので

違和感は半端ありませんが
無理して何度も右手右足で

その物体を触ったり叩いたり・・
でも自分の左足は

存在しませんでしたガーン

そして左手が無い感覚は

その後に襲って来ました

「うわ~大変な事になった」

混乱する頭で色々考えてるうちに

また寝てしまいました

たぶんショックで気絶(笑)

結果論としてあたしは

大脳被殻出血という病で

左半身麻痺になったのです

こうなった原因は

のちに告白します ^^:

 


あたしは夢を見てました 

夢かどうかなんて

その時ははてなマークですけどね

あたしは崖のようなところにおり

上を見上げておりました
「早く登ってこいビックリマーク

  声が響きます 
「ええビックリマークここを登るわけ!?

  無理だろ・・・・

  挙句に裸足じゃん」

 

夢なんて意味不明な内容が

多いものですが 

なぜか妙にリアリティが

あるのです
それでも何とか

懸命に登ってみると 
(麻痺してるから現実は

   立ちあがることさえ

    無理です ^^;)
そこは海の中に突き出た

半島のようなところで

沖へ向かって道らしきものが
長く延びているのです
とぼとぼ歩いて

先端らしきところにつくと
「早く飛び降りろ」

 また声がします
「飛び込める わけないだろビックリマーク

 誰に文句言ってるんだか (笑)
まわりには誰もいません

よく言われる「三途の川」とは

随分 違うしお花畑どころか

岩と砂利道・・・
なんのことやらです
下を覗いては飛び降りるか
振り返っては戻るか
悩んでいる自分を

なぜか上から見てました (笑)
ここで夢から覚めました

こんな長い前フリを

書いたのはその後の事が
夢か現実なのかが未だに

わからないからなのです

夢のあとに夢でもないとは

思いますし
確かにあたしは

起きたのですが・・・
まぁ白昼夢ってことは

あるでしょうがね

 

死を間近に経験した人たちは

いろんな夢や現象を見たり

体験するとと言います
実はあたしもそのたぐいで

危なかったのかもですね
まぁ飛び降りなくて

よかったです ^^;

そして なんて夢だよと

ボーっとしておりますと
病室の窓のカーテンの

金具の上に誰か座って

こちらを見ているのです!!

 

え?何はてなマーク

何なのはてなマークはてなマーク

あんた誰よはてなマークはてなマークはてなマーク
そそそこで何してるわけはてなマーク
変な夢でやっとさえ頭が

混乱してるのに・・・
もうパニックです (笑)
    

よく見てみるとそこにいるのは

清掃係のような作業着姿で

顔と鼻の長い

小さなおじさんです!!

あたしは声も出せず 

ただただおじさんを

見つめておりますと
おじさんはロープらしき

ものを使いカーテンを

降りたり登ったり・・・
なんと身軽なビックリマーク
また金具に座って

ニコニコしたりカーテンに

ぶら下がってみたり

あたしは夢から

さっき覚めたはずだよなはてなマーク
どうなってるいるんだろうか

ついに頭がになったのかー
         
声も出せず固まっているあたしが

何とか話しかけようと思った刹那
作業着の小さなおじさんは
ペコっと会釈して

消えてしまいましたー

どれくらいの時間だったのかも

わかりません
病室には嫁君も他の

患者さんもいます
あたしだけに

見えたのでしょうかはてなマーク
やはり夢だったのでしょうか
この話はしばらく

誰にもしませんでした(笑)
    
あの日 以来

小さなおじさんとはお

会いしておりませんが
まぁ有名人にお会い出来た

ことは光栄でした ^^;
とりあえず

そうしておきましょう

T医師曰く

この病気は脳に損傷を

受けるためにこのような

妄想的な事も起こるようです
実はこれからも幾度も

経験することは
この脳への損傷が引き起こして

いるのかもしれません

暫くして気心の知れた

友人におじさんの話を

しをしましたが
みんな

ハイハイと笑いながら
「うんうん なるほどねー

 信じるよ」

と哀れみの同意をくれました (笑)
嫁君だけは

イヤイヤ信じてくれましたが

あれは現実だった!

とあたしは信じたい

      
               まだまだ続きます。