- 前ページ
- 次ページ
ご無沙汰しておりました
あっ!
というまに半年が過ぎ去っております が、、、
まあ、怒涛の6ヶ月を過ごしておりましたです。
総製作面積 約300㎡
1m×2m のパネルにして140枚
530mm角の板で1400枚
兎に角スゴイ量の製作でした!
パース図 (日建スペースデザイン)
やはり、先ずはどうして作るかを考え続けることから始まります。
そして概ねの方向を決め、一歩踏み出せばあとはゴールを目指してひたすら走り続けるだけなのですが
毎度のこと、誰もやったことのない仕事はじめての加工は、知恵とアイデアで乗り越えます
その瞬間に何かの方法が閃くのです。
にしてもこの絵柄を木工で表現するのは至難の業です
原寸大図案を切ってパネルに張ります。
ん? けっこうずれてますね~、こまったな~、、、
しかも白い部分にはもう一層別の文様を重ねて2重構造になるのですよ
このお方が松林氏、僕の元上司(20代の頃の話ですが)
糸鋸のスペシャリストです
松林氏の参加と、この機械 スクローラーオート(自動で刃の脱着ができる優れもの)
が成功のカギでした。
そして力強い助っ人にも参加していただきました
三才 小林女史はこれだけではなく 図案の作成から修正(これがとてつもなく大変な作業になりました)まで大車輪の活躍です。
前田氏は、、、
まあぼちぼちかな?
ごめんなさい、ウソです。
めちゃめちゃ活躍していただきました!
こんな風にワイワイいいながら最大12名もの人員でこつこつと手作業は進みます。
そしていよいよ出来上がってきたパネルを
不燃処理して、着色となります。
お天気の良い日を見計らって、濡れたらすぐに乾かします
そして4ヶ月に及ぶ製作もいよいよフィナーレ
出荷の時がやってまいりました
やっとたどり着いたけれど、なんだか寂しいような複雑な気持ちです
行ってらっしゃ~い!
後ほど僕達スタッフも現場に行き作業します。
そして、今度は場所を広島に変えて戦いが始まるのであった。
僕達も負けてはおれません
高所作業もずいぶん慣れました
ジャジャーン!!
そしてそして完成後の写真はこちら
ステキでしょ!!!
このお方が泣く子も黙るJOTARO先生ですよ~~ もはや盟友!
いよいよオープンしましたね
リッツカールトン京都
さてさて、我が工房ではレストラン天井照明を製作させていただきました
今回も新しいチャレンジがあり、工夫とひらめきでの勝負でした
最初にこの繭玉みたいのがやってきた時には、はたして出来るのかどうか?まったくわかりませんでした
最初にクリアするべき課題は3D曲線の治まりです。
端っこにいくほどRがきつくなるのでフレームに納めるのにかなり工夫がいりました。
そして、平面図を3D曲面にあてると足らない部分がいっぱい出てきます
それらを現物合わせで補正していきつつ
なんとか試作の一台を完成させました。
そして一度ホテルに仮設置をしてみます
何点かの修正を指摘され、工房に戻って再度の製作です
すべて文様違いで八台つくります。
光が入るとこんな感じ
キレイです!
すべて納まり記念写真 パチり
さあ、みなさん一泊6万円~100万円だそうです。
お泊りに行ってみて下さい
僕は無理です、、、、、、
今年は大きなホテルの仕事をさせて頂いております
まずはこちら。
またまた JOTARO SAITO デザインです
おしゃれですね!!
実際お部屋にはいるとこんな感じ
既にリニューアルオープンしております
品川でお泊りの際には是非!
京都センチュリーホテルの巨大フロアーランプも無事収まり
既にホテルも稼動しております。
しかし、休む間もなく次の案件に取り掛かります
お次は、東京白金台の八芳園
結婚式場のリニューアルに JOTAROデザインの組木建具が入るのです
約 2000×6000 のパネルで両サイドは引違い戸になってます
それと同じ網代文様の宣誓台と椅子6客
納期は1ヶ月ありません
間に合うのでしょうか?
もちろん材料の下準備などは既に平行してやってましたし
どういう構造で作るかは常に頭の中で考えていましたので
実際に作業に取り掛かってからは根気よく作るだけなのですが
ところが考えるのと実際に作るのでは
毎度のことですが、やはり違います。
思わぬ落とし穴があちこちにあるのですね~
それをアイデアで乗り切るのが楽しいと言うか、醍醐味でもあるのです。
上手くいった時に 「俺って天才!」
て言うたりして。
切り抜いた後に出た大量のトング?
何かに使えへんかなぁ~
そして、中央に配した網代文様はパレスホテルの時より150%ほどアールをきつくしています
より陰影を強く出す為です。
この作業にはやはりこの方がいないと始まりません
網代と言えば 臼井氏 でしょう!
今回も無理な注文でほぼ不可能と思われた納期をクリアできたのは彼の力によるところが大きかった
いつもありがとうございます!
これを一本一本指物してるのですから日本の工芸の技はスゴいでしょ!!
こればっかりはNCルーターでも出来ません
もちろん中国で出来るはずないでしょ。
職人の技と根気です!
我が工房で製作した流水部分と網代部分を合体させ
いよいよ完成
あとは、現場での建付けです。
しかし、これがくせものでここでピッタリ図面どおりに出来てないと
現場での作業が大変になるのです。
(図面どおり仕上げていてもダメなこともありますが・・・・)
結果は
今回も気持ち悪いぐらいピタッと嵌りまして、作業時間は1時間もないぐらいでした。
デザイナーさん達と記念撮影 パシャ!
その日のうちに京都京北の工房に帰って、ここから地獄の椅子と宣誓台の製作
お盆返上で仕事仕事
こちらもまたギリギリで間に合わせられました。
完。
あまりの忙しさにブログが滞ってました。
すんません!
さて、6月以降何をしていたか?と言うと
先ずは、京都センチュリーホテルのロビーに設置されたフロアースタンドを作っておりました。
斉藤上太郎デザイン 「かんじんの灯」
ホテルサイドではギネスブックへの申請を本気で検討されているとか、、
京北細野の新工場では木工機械の設置や材料の下準備を終えてスッキリしたところに
今回の作品の骨材が運び込まれました。
これから誰もが初体験の仕事にとりかかります
うまく出来るでしょうか?
ご近所さんでは 「宇宙船作ってはる!」と噂されているようです。
このスタンド、実は二重構造になっていてランプのように外が光っているのは20cmほどの厚みの内に仕込まれたLEDが点いています。
中の織生地を照らしているのは別に仕込まれたスポットライトなのです。
上太郎さんよくこんな発想をしたものです。流石!
周りをぐるり一周している文様は、京都の山並みに五山の送り火
3D曲面を途切れることなく一周切り抜いてます。
しかし、こんなに長い板 (約9m) を糸鋸で切り抜くなんて不可能ですよね!
そこには企業秘密が・・・
そして、ここだけのお話。
文様の中に秘密が隠されてます
みなさん見つけに行ってみて下さい
8箇所ありますよ!!!
その後、休む間もなく次の仕事に入っております
が、続きは次回。
今月末 京都でライブやります
場所は三条先斗町下がる エル・コヨーテ
22:30~ と 1:00~ の2ステージ
しかも、Entrance Fee \1000 の ドリンクオール500円
めちゃ踊らせます!! 皆さん今から予定を空けといてね
オープン&パーティースタート Open & Party Start: