構図フォトギャラリー、
掲載の最初は、「遙か、空よ光よ…」からにした。
大空と陽光をテーマにした構図フォトは、
今後も続きます。
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3/11の昨日、そして、まだ今。
東北地方太平洋沖地震が起きた。
私も都内なので、激しい揺れに危険を感じた。
東京大地震が来たか!と思われた方も多いだろう。
映画や特撮ではなく、
津波によってどんどん街が消え、多くの方々が亡くなられた。
慎んで、ご冥福をお祈りしたい。
実際、今回ほどの大揺れを体験すると、
とても他人事ではない。
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空の雄大さ、美しさ
陽光の恵み
未来への輝き
災害に遭われた方々の何の役にも立ちはしないが、
「構図フォト」記事を載せるにあたり、
そういった思いも含ませ、写真を選んだ。
遙か空よ光よ…
これらは、名古屋へ戻った際に撮った。
暖かい晴天の午後。
青空と、ダイナミックな雲が浮かぶ。
近くの公園などで、
大空、陽光、雲にカメラを向け、
樹木や建物も活かしつつ
面白い構図を探して撮っていった。
何枚もの空を撮ったが、まずは、この2枚。
上は、対角構図に、流れるような雲と青空。
下は、大きな雲があったので、フレームを埋めるぐらいに入れ込み、
対角に高い樹木+僅かな青空を入れたもの。
樹木を入れ込んであるのは、
地上から見上げた感を出すためや、
空との比較対象物の役割をさせるため、
あるいは、樹木を含んだ空を撮りたいためである。
次に、どちらも上下構図に撮ったもの。
上は、ロングショットで、
横並びに立つ樹木を下に、空と雲を上に入れた構図。
水平線を真横に、風景写真集にありそうな感じ。
そして、主役キャストの登場。
太陽の陽光を入れ込んで撮ったものから数枚。
太陽を見ちゃダメだよ~とよく言われたが、
涙眼になりながら、ファインダー越しに構図決めをした。
構図の狙いとして、樹木から差し込む陽光。
樹木と太陽の位置、出来る十字光の具合、
それらを微妙に違えながら多数枚を撮った。
太陽の光量が強いので、手前の樹木は暗くハイコンになる。
陽光入り写真は、もっと撮ってあるが、
手前の樹木の感じ、樹木たちの重なり、
全体の構図バランスなど、以上の5枚を選んで載せた。
毎度毎度書いているが、
フレームに入る全ての登場物はキャストなので、
フレームのどこにどう配置するか。
色々なキャストとの兼ね合いはどうかなど、
それら役者たちを活かす、活かせる、
どう構図ったら、面白い構図になるか。
撮る際は、それが面白い。
この2枚は、縦構図で、
雲や空を面白く撮ろうと撮ったもの。
見上げ過ぎて首が痛くなるが、
左は、大きな雲をドーンと入れたもの。
右は、樹木と青空と雲のバランスが気に入ったので撮った。
これらは、建物と空の構図。
上は、一つ目信号がキャストとして面白そうだったので、
雲と雲の間に入るよう撮ったもの。
撮ってみたら、電線と雲がまるでパース線になり、
とてもパース効いた画になった。
下は、ダイナミックな雲が建物に掛かっていたので、
その様を撮ることにした。
ただ、普通に収めては面白くないので、
建物を右下(画のパースとして最も奥)に配置し、
雄大な大空のドーン感を出しつつ、
右下の建物へパース効いた画にした。
陽の光は、地面の影でも表せる。
ということで、地面を斜め構図でパース効かせ、
木々の影を撮った。
それと、ハトが寄ってきたので、
右上にちょこっと入れ込み、
これまたパース効かせた地面で撮った。
構図でのバランスは、
被写体など物体(キャスト)の面積比だけではない。
このハト画像の場合、左側の草地の大きさ(面積)と
ハトの大きさ(面積)で構図バランスを取ってるのではなく、
左側の草地の大きさとハトの命の重さである。
画の見た目、ハトは小さいが、命の重さで大きい。
最後に…
例え、雲が厚く暗かろうが、
うっそうとした木々が阻もうが、
その向こうには、
輝ける光が、暖かな恵みが強く輝いている。
輝ける明日へ…
輝ける未来へ…
そんな思いを込めつつ、この写真を選んだ。
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こうして記事を書いていても、何度も揺れる。
国内観測史上最大のマグニチュード、
各地で誘発する地震、
人を家を街を呑み込んだ大津波、
日本沈没か!?とまで例えられている。
災害に遭われた方々には、
大変な今が、明日が続くであろうが、
1日も早く、晴れ渡る空を
元気に見上げられる日が来ることを願って…
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この「遙か空よ光よ…」は、
無限界のブログに掲載した際は二つの記事でしたが、
今回、一つにまとめました。
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地震被災者の方々、
凍えるような毎日を必死に頑張っておられる。
東京でも、こんなに寒いのに、
その比ではない寒さだろう。
天候さんよ。
せっかく助かった命たち、
暖かい陽の光で暖めてあげてはくれないか。
前に続き、何の役にも立たないが、
陽光の写真で
載せなかったものが何枚か残っているので、
追加で載せることにした。