
銃剣を収納するためのM8A1スキャバードです。
20年以上前に知り合いから譲ってもらった物ですが、米軍実物の鞘と どことなく違うので 当時はレプリカか?と思ってズ~っと押入れにしまって置きました。
最近、久々に出してきて見てみたのですが、中央の金属部分に気になる刻印を見付けました。

こちらは、表側。
米軍のみたいに“ U.S M8A1 ”ではなく、単にM8A1としか刻印されてないのでレプリカのスキャバードかと思ってました。

裏側、気になったのはこちら側の刻印です。
中央に見た事があるマークが・・・・
確か 自衛隊 の 64式小銃 や 89式小銃 などを製造してる 豊和工業 のロゴです。
初めは 東京造兵工廠 のマークかなぁ?とも思ったんですが M1カービンは作ってないですもんネ!?
と云う事は、これは 豊和工業製 の M8A1 鞘 だったんですネ~!!
豊和工業 は、ライセンスで米軍の M1小銃 ( M1ガーランド )や M1騎銃 ( M1カービン )などを生産し自衛隊へ納入していたので 一緒にカービン用のM4銃剣やM8A1鞘も作ってたんでしょうナ!?

(海外から拝借した画像です)
これは、豊和工業で作られた M1銃剣 用の M7スキャバード です。
表にU.S. と日本の J 、裏に豊和工業ロゴが刻印されてるのが分かります。
鞘本体にも蛇肌みたいな素材が使われてるのが、M8A1と同じですネ~

M8A1スキャバードの全体写真です。 Japan Made HOWA M8A1 Bayonet Scabbard
通常M8系の鞘にはM3 M4 M5 M6 M7 といったバヨネットを入れられますが、自衛隊でこの鞘に 入れるために使われたのは M1カービン 用の M4銃剣 だけだったと記憶してますので、M4 Bayonet 専用 鞘 と云っても良いかも知れませんネ~

バヨネットの挿入口です。

表の刻印部分を下から舐めるように・・・

裏側の刻印も下から・・・

実際に 自衛隊 へ納入されたものかどうかは分かりませんが、豊和工業 製造 と 思われる鞘を入手していたのは、嬉しい限りですヨ!!