人民解放軍 が 小銃 に使用していた スリング が貯まってきたので ちょっと紹介。
まずは、56式半自動小銃 (いわゆるロシア軍で云う SKS シモノフカービンライフル )用の スリングです。

初期に使用されたと云われているスリングです。
スイベルに取り付ける部分が、コイル状の金具になってるのが特徴です。
本体には印字が有りませんでした。

先端部のアップです。 バネみたいな金具でライフルのスイベルに取付ます。
こちらは(大人の事情?で) AK47 用として売られてる、SKS ライフル用の スリングです。

両端・先端部の革フック幅が同じなのが特徴。
56式半自動小銃 ( SKS )のスリング用スイベルは、前後とも幅がほぼ同じなので スリングの革フックも前後同じ幅に出来てます。( AKライフル は、前方のスイベルが小さいです)
ベトナム戦争で、べトコンがこのスリングをAK47に付けていたと云われてますが、専用スリングが 無かったため SKS用として供与されたものを無理やり加工して使っていたと推察されます。
因みに、81式自動小銃はSKSタイプの後継銃なので 前後のスイベルが同じ幅のため このタイプのスリングが使用可能ですヨ。
AK47タイプに使用するには、どちらか一方の革フックを細身にカットして 前方銃身側にある スイベルの穴に入るように加工が必要です。

先端部のアップです、革フックの幅が両方とも一緒なのはSKSライフル用。

このスリングには、裏に印字が入ってました。
7.62 枪背帯 ( 3521 - 77 )
1977年製 3521工場で作られた SKS (7.62mm弾) 用のスリングという事でしょうか!?

(ネットから拝借した画像です)
56式半自动步枪 SKS ( Samozaryadniy Karabin Simonova ) への スリング装着例です。

こちらは、スリング全体が革製のタイプです。 本体には、印字・刻印は有りませんでした。

先端部のアップです。

接合は“縫い”ではなくカシメで取付られてます。
次に、56式自動小銃 ( AK ) 用の スリング です。

ロシア軍のAK小銃用スリングみたいに、片側一方にフックが付いたタイプです。
AK小銃の前側スリングスイベルは小さめですが、それに合わせてスリングの革フック幅も 細身になってます。

スリング先端部を通すため、 日の字 金具も大きめになってます。

裏に印字が入ってました。
中国では、56式自動小銃 を“ 五六式冲锋枪 ”と呼んでるので 五六式7.62冲锋枪背帯 はまさに 専用スリング という事ですネ!!
年号は 1970 年 で ちょうど ベトナム戦争 ロット と云ったところでしょうか?

こちらは、SKSタイプスリングに似てますが 前後の革フックの幅が違うので、後期の(銃床にスイベルが 付いた AKM タイプ) 56式小銃用のスリング ではないかと思われます。(本体に、印字が無いので詳しくは分かりませんが・・・)
それにしても、取り付けるモデルガンも無いのに スリング ばかり集めてどうするんでしょうネ~私!??