最近、TE-33 の事ばっかり~って云われそうだけど・・・・また TE33 です。(笑)

armée française french army FORVAL TE-33
なんだ、普通の TE-33 じゃない!?と思ってるでしょうけど、これは米軍のじゃなくて フランス軍 で使われてた 通信工具 ラインズマンツール なんですヨ!!
と云っても、米軍 の ツール をまんまコピーしただけみたいですネ~

表示もシンプルにポーチの形式番号“ CS-34 ”だけ。
フランス の FORVAL 社が作ってたようです。
右は亀の甲金具のアップ、特徴的な記号が入ってます。

フラップを開くと、上段に『 TL-29 エレクトリシャン・ナイフ 』 下段に『 TL-13プライヤー 』が収納されてます。
因みに、TE-33 = CS-34 (革ケース)+ TL-29 ( 電工ナイフ ) + TL-13 (ペンチ) (算数式みたいですが) 2つの工具と1つのポーチが三位一体となって TE ( ツールイクイップメント ) -33 と呼ばれてます。

TL-29ナイフ です。 COUTEAU TL 29
グリップは木製、先端部の金具・左右に形式番号の“ T.L.29 ”と 製造メーカーの“ FORVAL ”が刻印されてました。

展開イメージ。
( 電工ナイフ は、通常ブレードと同じ所まで開きますが 見え易いように90℃の角度にしてあります)

TL-13プライヤーです。 PINCE TL-13
先端部 が保護用の 樹脂 で固められている事から、未使用のようですネ!!
( 保護樹脂 は、簡単に剥がせそうですが 取ると錆びちゃいそうなんで そのままにします。)
因みに、グリス などの油系ではなく ベタベタしない素材です。

樹脂が透けていて形式番号“ TL-13 ”が見えます(左側)。
裏側には、製造メーカー“FORVAL”と製造年の“ 1953 ”が刻印されてました(右側)。
・・・・という事だと、このツールは大体 インドシナ戦争 の頃に使われていたものなんですナァ~!!

こちらは CS-34 レザーポーチ 。 ETUI CUIR CS-34
60年以上前の物としては、驚くほど良い状態です。

ポーチの裏側。 米軍 の CS34 同様、ベルトループも付いてます。

最後にお約束、米軍のTE-33との比較です。
ほとんど一緒ですが、若干米軍の革ケース方が大きく見えてしまうのは私だけでしょうか!?