先日、入手した Victorinox Electrician ( エレクトリシャン ナイフ )です。
電線処理 などで使う、電工刀 が付いたタイプで スイス 国内でも 電気技師 が 通信工具 として 使用してるそうですヨ!?
これは 旧 ソルジャーナイフ ALOX アルミハンドルシリーズ の一種となります。

両方とも“ エレクトリシャン ”なんですが、上が古いタイプになります。
古いタイプは、海外で Electrician Old Cross と呼ばれ グリップのビクトリノックスのクロスアンドシールドの有る部分が十字マークになってるのが特徴です、現状 程度の良い物は そこそこ高価な値段で取引されてるようですヨ!!
ビクトリノックス ジャパン でも 1986年 頃までは販売されていたようですが 今はラインナップから外れてます。

収納されていたツールを展開すると、こんな感じです。
ビクトリノックス での アイテムナンバーは
旧タイプ item No. 0.8120.27
新タイプ item No. 0.8120.26
で 同じツールですが下一桁の番号の違いは、アルミハンドルの種類違い(マークの相違)からだと思われます。
収納ツールには 大刀 / リーマー / 電工刃 / 栓抜き が セット されてます。

新・旧 電工ブレード の比較です。
形は同じですが刀身側面の磨き形状に相違が見られますネ~

クロスアンドシールド 付きの現用タイプ !?には、軍納入 ソルジャーAL 用 の ラージブレード を使用して 製造されたようで 根元に 2000年 を表す 00 が 刻印されてました。
エレクトリシャン は 民間向けの販売品ですが、こう云った余剰の軍仕様パーツを流用し製造されていた品も有ったのですネ~
・・・
後で調べて分かった事ですが、この様な流用パーツを使用した品は 根元の年号通りの年に製造されていた訳ではなく ストックパーツの数量が一定数貯まった段階でB級品として組み立てられ 正規品よりも安価で市場へ卸されていたようですナ~!!
という事で、ラージブレードの2桁年号刻印は刀身パーツの製造された年であり、軍納入品なら本体が作られた年で合ってますが アルミハンドルの一般販売品で使われていた場合には 民生品本体の製造年では無いので注意が必要ですゾ!!

Victorinox soldier knife ソルジャー AL (上)と、 エレクトリシャンナイフ (下)です。

ソルジャー の“ 缶切り ”部分が、 エレクトリシャン では“ 電工刀 ”になってるのが 分かります。
エレクトリシャン ナイフ には、 のこぎり刃 が付いた
“ Victorinox Electrician Plus ”というバージョンもあるそうですが、厚みや重量が増すので 使うには好みが分かれるところでしょうネ!!