昨年( 2010年 )末に発売された レザーマン leatherman MUT シリーズ で
UTILITY と EOD をそれぞれ見る事が出来たため、見比べてみました。

こちら側から見ると、どっちが何か分かりませんネ!!

逆にすると、取り替え式“ 小火器分解パンチ ”と“ C4パンチ ”の違いにより
左が、MUT UTILITY
右が、MUT EOD
という事が分かります。
Utility 付属の 小火器分解パンチ ピンポンチ は アサルトライフル 小銃 や 拳銃 などを整備する際、ロックピン を 外す時に使用し、 EOD 付属の C4パンチ は C4プラスチック爆弾 へ信管をセットするための 穴を爆薬へ開ける時に“ブスッ!!”と刺して使います。

プラスチック爆弾の穴に信管を付ける参考写真。 (ネットから拝借した画像)
この穴を開けるための工具がC4パンチになります。
・・・と云う事はC4パンチの径が、プラスチック爆弾 用信管と大体同じサイズなんですナ~!!
因みに、EOD というのは 爆発物処理 ( Explosive Ordnance Disposal )の略なんで MUT EOD は 爆発物を扱う時専用のマルチツールと云って良いでしょうネ!!

展開してみると、こんな感じになります。
2つの違いは、パッと見で2ヶ所です。 (正確には4ヵ所)
先程の取替え式のパンチ部分と、先のプライヤー部分となります。
(それと、分かり辛いですが 根元の ワイヤーカッター の 形状 も違います)

左の UTILITY は レギュラープライヤー が付いてますが、 右の EOD には 爆弾の設置や処理を目的に開発されたツールという事で キャップクリンパー ( 雷管口締工具 )が装備されてます。
う~ん、そう考えると 一般人 が 日本で 爆弾
を扱う事なんてあまり無いので 使い勝手を考えると MUT は“ UTILITY ”の方が良いのかなぁ!?

ここで、ちょっと遊んでみました(笑)

先程の取替え式パンチ部分ですが、取り付け部のネジ径が同じなので 互いに替えてみようと思います。

2つのパンチ収納部分形状に違いが見られます。(これが4ヵ所目の違い)

上の“EOD”に『 小火器分解パンチ 』を着けてみたところ、そんなに違和感無く 収納が可能でした。
下の“UTILITY”に『 C4パンチ パーツ 』を着けたら・・・収納部に引っ掛かって 見るも無残な状態に!!
この取替え式パンチ(小火器&C4)は、スペアパーツ として別売りもされてるので 両パンチを1つのツールで使い分けるとしたら、収納状況を考えた場合 『 MUT EOD 』の方が良いかとも思えますネ~!?
まぁ~、どちらを買うかは お好みという事です。

因みに、この MUTシリーズ には 本体の他に Molle 装備対応 シース (黒かタン色) と 1/2" + 3/8"レンチ、取扱い説明書 が同梱されてます。

追記
Leatherman mut eod replacement wire cutter Old and New Type
MUT EOD の ワイヤーカッターで 交換用の替刃には、古いタイプの初期型のと現在販売されてる新タイプが有ります。
こちらの写真は、初期の替刃が付けられてますネ!!(ネットから拝借した画像)
初期型の替刃は入手が難しくなってきてるので、収集家の方は見掛たら入手しておいた方が良いと思われます。