レザーマン leatherman MUT UTILITY と EOD | 無芯のブログ

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昨年( 2010年 )末に発売された  レザーマン leatherman MUT シリーズ で
 MUT UTILITY  と  EOD  をそれぞれ見る事が出来たため、見比べてみました。
 
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こちら側から見ると、どっちが何か分かりませんネ!! 
 
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逆にすると、赤丸部分 取り替え式 小火器分解パンチ と C4パンチ の違いにより
左が、MUT ( UTILITY )
右が、MUT EOD
という事が分かります。
なお MUT と云う名前は Military Utility Tool  の頭文字から取って付けたそうですヨ。
 
Utility 付属の 小火器分解パンチ ピンポンチ は アサルトライフル 小銃 や 拳銃 などを整備する際、ロックピン を 外す時に使用し、 EOD 付属の C4パンチ は C4プラスチック爆弾 へ信管をセットするための 穴を爆薬へ開ける時に“ブスッ!!”と刺して使います。
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プラスチック爆弾の穴に信管を付ける参考写真。  (ネットから拝借した画像)
この穴を開けるための工具がC4パンチになります。
・・・と云う事はC4パンチの径が、プラスチック爆弾 用信管と大体同じサイズなんですナ~!!
 
因みに、EOD というのは 爆発物処理 ( Explosive Ordnance Disposal )の略なんで MUT EOD は 爆発物を扱う時専用のマルチツールと云って良いでしょうネ!!
 
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展開してみると、こんな感じになります。
 
MUTシリーズ は、米国 で正式に NSN を取得している ミリタリーツール です。
MUT             NSN:5110-01-585-7939  Multi-Tool, Folding, Pocket
MUT EOD   NSN:5110-01-594-3747  Multi-Tool, Folding, Pocket
これだと NSNのアイテム名から MUT ではなく MTFP などと呼ばれていたかもしれませんネ!!
米国での一般販売は、2010年9月頃からで 日本での発売は 2010年の12月頃
 
この2つのツールの違いは、パッと見で2ヶ所です。(正確には4ヵ所)
先程の取替え式のパンチ部分と、先のプライヤー部分となります。
(それと、分かり辛いですが 根元の ワイヤーカッター の 形状 も違います)
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左の MUT UTILITY は  レギュラープライヤー  になってますが、 右の EOD には 爆弾の設置や処理を目的に開発されたツールという事で  キャップクリンパー  ( 雷管口締工具 )が装備されてます。
(キャップクリンパー とは、雷管に導火線を取付けた際に雷管端部をカシメて接合固定させる工具の事です)
その下、ワイヤーカッター の刃は MUT と EOD では形状が違うそうで 互換性は有りませんヨ。
 
う~ん、そう考えると 一般人 が 日本で 爆弾 爆弾 を扱う事なんてあまり無いので 使い勝手を考えると MUT は“ UTILITY ”の方が良いのかなぁ!? 
 
ここで、ちょっと遊んでみました(笑)
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先程の取替え式パンチ部分ですが、取り付け部のネジ径が同じなので 互いに替えてみようと思います。
 
 
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2つのパンチ収納部分形状に違いが見られます。(これが4ヵ所目の違い)
 
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上側“EOD”の収納部分に『 小火器分解パンチ 』を着けてみたところ、そんなに違和感無く 収納が可能でした。
下の“UTILITY”ではC4パンチ パーツ 』を着けてみたら・・・収納部に引っ掛かって 見るも無残な状態に!!
 
この取替え式パンチ(小火器&C4)は、スペアパーツ として別売りもされてるので 両パンチを1つのツールで使い分けるとしたら、収納状況を考えた場合 『 MUT EOD 』の方が良いかとも思えますネ~!?
 
まぁ~、どちらを買うかは お好みという事です。グッド!
 
因みに、この MUTシリーズ には 本体の他に Molle 装備対応 シース (黒かタン色) と  1/2" + 3/8" メガネ レンチ 、取扱い説明書 が同梱されてます。
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 付属のレンチは
ライフル の レイル へ スコープ などの光学機器を取付ける際に使用するそうです。
シースには基本 ツール本体(MUT)を入れますが、入れない場合は代わりに ベレッタ M9ハンドガン 用の 9mm弾用マガジンを入れて携行する事も出来るようですヨ!!
 
 
※追記
Leatherman mut eod replacement wire cutter Old and New Type
 
MUT EOD の ワイヤーカッターで 交換用の替刃には、古いタイプの初期型のと現在販売されてる新タイプが有ります。
又聞きですが、旧タイプと新タイプでは互換性が無いとの話なので 中古のEODを入手された場合はどちらが付くのか 確認のため刃を外して形状を見た方が良いですヨ!!
米軍の放出品などは、旧タイプの物が多いらしいです。
 
こちらの写真は、初期の替刃が付けられてますネ!!(ネットから拝借した画像)
初期型の替刃は入手が難しくなってきてるので、収集家の方は見掛たら入手しておいた方が良いと思われます。