来年4月の入園に向けて、6月から保育園の見学を始めました。
4〜5月は新年度で先生達も忙しいだろうなと思い、でも暑くなる7月に赤ちゃん連れての見学は嫌だなぁ、という訳で6月に集中して見学してきました。
いくつか見学してきた中で、ちょっとクセが強い園長先生に出会いました
園見学の日はいつも5分前には保育園に到着するようにしているのですが、その日は諸事情により5分ほど遅刻してしまいました。
遅刻が分かった時点で園には連絡を入れておき、保育園の先生からは「もう1名見学者がいるので先に始めてます」との回答。
私は赤ちゃんをエルゴで抱っこしつつ、急いで向かいました。
園に到着すると、もう1名の見学者がエントランスホールで質疑応答の最中でしたので、私も途中から参加させてもらうことに。
保育園側は年配の女性が対応しており、園長先生との自己紹介だけ先にありました。
見学者は、30代前半の真面目そうなお母さん。
そのお母さんが「絵本の読み聞かせなどはされていますか?」と質問すると、質問が終わる前に園長先生が食い気味で回答を始めたのですが、明らかに機嫌が悪そう。
「ですから!先程も申し上げた通り、そういった事はしていません!この園では『生活』を重視していますので、何々の時間というのはやってません。」
「ただ、全くやっていないのでは無くて、『生活』の中で読み聞かせをしたり、運動をしたりしているんです!」
「何をやっているかは、先程お見せした園だよりで紹介していると申し上げましたよね?」
「もし英語だ、読み聞かせだとご希望なら、うちではなくて他の保育園を見学された方が良いですよ。」
これ聞いて、「うわーすごい所だな」と思った私。この園長先生とお母さんとのやり取りを内心ヒヤヒヤしながら聞いていましたが、
「ですから、うちはやってません。」
「そういうのをご希望なら、他の園がよろしいですよ。」
を園長先生が連呼。
そのお母さんは事前に書き出した質問事項が書かれた手帳を見ながら質問するのですが、ことごとく園長に否定?されるような状態。
きっとこのお母さんは、この保育園の入園は希望しないでしょう...。
これはハズレの保育園かなーと思いつつ、遅刻について何か言われそうだなとも思った私。
先に来ていたお母さんの質問が終わり、今度は私の見学に。
予想通り、園長先生からは
「本当はお2人ご一緒にご案内したかったんですけど。」
と言われてしまいました
「すみません、急に病院を受診する必要があって、病院を出るのが遅くなってしまいました。」と謝罪すると、園長先生が
「まぁーお子さんが?赤ちゃんって、そういうものよね。」
と急に理解ある人みたいな反応。
その時に「アレ?実は良い人?」と思いました。
その後、私1人のために園内を案内して下さったのですが、園児を名前で声がけしたり、先生たちにも気さくに声をかけていたりと、さっきまでの印象と打って変わって、頼れる園長先生みたいな雰囲気。
見学中も、
「先程は何度も『やってません』と言いましたけど、やってない訳ではなくて日常生活を重視していて、その中で活動をしているんですよ。」
と、優しい口調で言われました。
私も、「他の園を見学した時に、英語のカリキュラムをやっていたのですが、録音してある音声を聞かせるだけだったので、これならやらないのと同じだなって思いました。」と言うと、さらに機嫌が良くなったのか、さっきと同じ人とは思えないくらい丁寧に案内してくれました。
最終的に、園長先生は教育理念をしっかり持った方だなという印象に変わりました。
きっと、懐に上手く飛び込めれば良い関係を築けるんだろうけど、そうじゃないと大変そう。
クセが強い園長先生
まぁ、園長先生も異動とかあるので、我が子が通う年もこの方が園長先生かは分からないですけど。
保育園に通うと、先生達とのお付き合いも大変そうだなと思った出来事でした。