すっかりニューメキシコの魅力にはまった私です。今度は、サンタフェからさらに1時間程車を走らせ(またも岩山の中)、Taos(タオス)という街を訪れました。
ここには、Pueblo de Taos(タオス・プエブロ)という村があります。1000年以上継続して定住された、北部ティワ語を話すネイティブアメリカン、プエブロ部族の村です。
毎日、私のような観光客を受け入れながらも、なんと今も2000人もの人々がここで生活をしているという貴重な村です。
訪れるだけで本当に癒されます。
全てが神秘的な土地です。
とはいっても、私たち観光客が入れる場所は制限されており、至る所にこんな表示がありました。というわけで、実際の生活はどんなものなのか、今でも謎に包まれています。
でも、解放している部分だけでも、十分に衝撃的でした。藁を練りこんだ土壁に土の床(タイルのところもあったけど)、昔ながらのストーブで薪を焚いていたりと、まるでタイムスリップしたみたいな印象を受けます。
村を歩いていたら、噂のネイティブアメリカンの揚げパンを見つけました。
普通の揚げパンを頂くつもりでしたが、揚げパンにチリビーンズとレタス、トマト、チーズなどをトッピングをした「Indian Taco」と呼ばれるスペシャルメニューを紹介してくれました。ここの人たちは、ものすごく穏やかなのですが積極的に色々な会話をしてくるという印象を受けます。
本当は、歩きながら揚げパンを頂こうと思ったのですが、こんな風にスペシャル揚げパンなってしまったので、店先で店主のSandyの隣に座って頂くことにしました。とってもかわいいおばあちゃんでした。
そして、その後訪れたアクセサリーショップでは、私たちが想像するいかにもネイティブアメリカンぽいヘアスタイルのArlと出会いました。つい、「髪の毛、何年くらい伸ばしてるの?」と質問してしまいました・・・・・・・。写真では分かりませんが、ものすごくツヤツヤしていて綺麗な黒髪だったので、つい職業病で色々分析したくなってしまいました・・・・・・・。ちなみに「とっても長い間伸ばしている。」そうです。笑
あーだこーだニューメキシコについて、日本について語っているうちに、すっかり仲良くなってしまった私たち。記念にとシルバークロスのネックレスをプレゼントしてくれました。基本的に普段はゴールドしか身につけない私。容赦なくその他のアクセサリーは切り捨てなのですが、こうして作り手が分かりデザイナーの思いが分かる作品は価値を感じます。写真では分かりにくいのですが、細かい彫刻がとても美しい作品です。
と、こうして毎日TシャツにGパン、ノーメイク(しかもメガネ)という究極に楽な生活をしてしまうと、日本に帰った時のファッションが恐ろしく面倒に思えたりもしますが・・・・・・・。
今回思わぬアクシデントがあり、帰国の前にもう一か所、寄り道をしてから帰ることになりました。そちらからも、また記事をUPします。