先日、流行の落とし穴という記事の中で、日本人が陥りやすいフレグランスの使い方の傾向についてお話しました。（ご興味のある方は、こちらをご覧下さい。→ http://ameblo.jp/mu-design/day-20081208.html
）本日も、引き続きフレグランスについてお話したいと思います。
フレグランスは、ただ「選んでつけるだけ」と、至って簡単なおしゃれの楽しみにも関わらず、まだまだ日本では使いこなす人は多くありません。その原因の一つとして、元々日本人は平均して体臭が弱いため、自分自身の香りに対する意識や関心が薄いといったことが挙げられると思います。
香りは、目には見えないけれども、特別な記憶や印象となって相手に語りかけるものです。これまでに、「この香り○○さんの香り！」「懐かしい香り！」など記憶を引き出されたような経験はないでしょうか。私はイメージデザイナー（詳しくはこちら→ http://ameblo.jp/mu-design/day-20080901.html
）という仕事をしておりますので、「印象」といった観点からも、フレグランスは非常に大切なものであると感じております。是非、香りのある素敵な生活を皆様にも楽しんで頂ければと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、まず初めに、フレグランスは、時間経過によって次の三つの表情を見せてくれます。その三つの表情とは、トップノート、ミドルノート、ラストノートなどと呼ばれ、具体的には次のような差があります。（※香料により、それぞれのノートの持続時間は異なります。）
①トップノート
フレグランスを付け、体温によって最初に揮発する香り
付けたて～30分程度香る
非常に揮発性が高い香料（シトラス系など）がよく使われる
②ミドルノート
トップノートとラストノートの間で長時間香る
フレグランスを付けてから、30分以上経過した頃の香り
③ラストノート
フレグランスを付け、２～３時間経過した香り
最後に残る香りで深みがあり、ゆっくりと香る
ベースノートとも呼ばれる
現在では技術が発達し、昔から言われるこの三つの変化以外の香り方をするフレグランスもありますが、基本的にはこのような三段階のピラミッド構成となっています。ですから、香水を選ぶ際には、必ずつけたての香りだけでなく、時間経過した香りまでを試す必要があります。つけたてのトップノートの印象だけで衝動的に選んでしまうと、ラストノートで苦手な香りが出てきたり、人がつけていて良いと思って買ってみたら、逆につけたてのトップノートは苦手だったりということがよくあります。
また、フレグランスを試す際には、実際に自分の肌に着けて、香りの変化を見ることをオススメします。デパートの化粧品売り場などで配布される、フレグランスを試し付けした紙のことを「ムエット（試香紙）」と呼びますが、配布されたムエットの香りが気に入って衝動的にフレグランスを買ってみたものの、使ってみたらイメージが違い、結局使わなかったという話もよく聞きます。
これは、つける人によって香りが変化する為です。フレグランスは、付ける人の体臭と混ざり合い、またその人の体温や皮脂量、水分量などその他微妙な個人差が香りの立ち方につながり、最終的な香りとなるのです。特に天然香料を多く使用した上質なフレグランスの場合、まるでマジックのように驚くほど香りに個性が出てきます。ですから、ご自身が身に着ける目的で香りを選ぶのであれば、フレグランスなど香りのするものはつけない状態で売り場に行き、実際に気になるフレグランスを肌に着けて、さらに経過を一日見てみることをオススメします。
というわけで、フレグランスは「つけるだけ」と使い方が簡単な割に、実はフレグランス選びは意外と簡単ではないのです。次回も引き続きフレグランスについてお話をしたいと思います。
いよいよクリスマスですね。皆様、素敵なクリスマスをお過ごし下さいませ。
Akiko TAKATA
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
180分でイメージアップするマナー・プロトコール（国際儀礼）講座
現代生活で必要とされる、基礎的なマナー･プロトコール（国際儀礼）を学び、印象UPを目指しましょう。
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
◆日時： ①2009年1月 10日（土）13:00～16:00 ※満席となりました
②2009年1月31日（土）13:00～16:00 ※完全予約制
◆料 金： 7,000円（教材費等全て含む）
※2名様以上でお申し込みの場合 、お一人6,000円
◆場 所：
※詳しい住所、場所につきましては、ご予約確定後にご案内させて頂きます。
◆レッスン内容：詳細はこちら（ http://mu-design.net/stage3pr.html
）
①マナーの本質、プロトコール５つの原則
②日本のテーブルマナー
③世界のテーブルマナー
④好感度を上げる為の自己表現、等
◆講 師： Mu:Design代表 イメージデザイナー Akiko TAKATA（ http://mu-design.net/Akiko.html
）
国際イメージコンサルタント協会（米国）認定 イメージコンサルタント
日本マナー・プロトコール協会認定 マナー・プロトコールマネジャー
日本パーソナルカラー協会認定 パーソナルカラーアドバイザー