皆様、こんにちは。昨年から、何度かフレグランスについての記事を書いているのですが、本日は引き続きフレグランスについてのお話です。（フレグランスにご興味のある方は、過去の記事をご覧下さい。↓）
◆流行の落とし穴④ ～香（フレグランス）～
http://ameblo.jp/mu-design/day-20081208.html
◆フレグランスでイメージアップ①
http://ameblo.jp/mu-design/day-20081223.html
今回は、フレグランスの香料含有率についてお話したいと思います。まず初めに、フレグランスは何からできているか、皆様ご存知でしょうか。そう改めて聞くと、何だろう？と思いませんか？フレグランスは、香料、蒸留水＋アルコールでできています。
それでは、次に①パルファム（香水）②オーデパルファム③オーデトワレ④オーデコロン、これら四つの違いをご存知でしょうか。これらは、成分のうちの香料の含有率で区別され、最も香料が多く、香料含有率が高いものから順に①→④となります。つまり、一番香料が沢山使われているものが、①パルファム（香水）、一番香料が少ないものが④のオーデコロンです。
具体的に、香料の含有率は、パルファム（香水）が15-40％（平均20％程度）、オーデパルファムが10-20％（平均15％程度）、オーデトワレが5-15％（平均10％程度）、オーデコロンが3-8％（平均5％程度）、と言われます。但し、これは法律などに定められたものではありませんので、製品によっても異なります。
「香水は高いから、安い方のオーデトワレを買った。」という声をよく聞きますが、素材の価値を知ると、パルファム（香水）は決して高いものではないと思います。天然の香料というのは、本当に驚く程高いのです。もちろんピンキリではありますが、香料1kgの末端価格は、なんと素材によっては1000万円以上になるものもあります！！ですから、それを思うと、ブランドによっては香水は決して高いものではなく、むしろオーデトワレなどに比べたら、本当にお買い得だったりもします。（かといって、化粧品などと同じく、高価＝良質というわけでもないので、ブランド名で高くなっているという場合もありますから、そこは要注意！）
それから、ドラッグストアなどで見かける、あるブランドのフレグランスを忠実に再現したもの（○○風、××テイスト）が極端に安価なのは、もちろんそのフレグランスを作品として完成させるまでの開発そのものにお金がかかっていないこともあるとは思いますが、それだけではなく、香料自体の価値が全く違うということも安く提供できる理由だと思います。現在は科学の進歩により、本当に忠実に香りの再現をしているものもあります。
ただ、前回ブログでもお話した通り、フレグランスは、付ける人の体臭と混ざり合い、またその人の体温や皮脂量、水分量などその他微妙な個人差が香りの立ち方につながり、最終的な香りとなります。大事なのはボトルから香る香りではなく、肌につけた時の香りです。特に天然香料を多く使用した上質なフレグランスの場合、まるでマジックのように驚くほど香りに個性が出てきます。一方、一瞬同じような香りであっても、合成香料ばかりを使用したフレグランスの場合、天然香料を使用したものに見られるような劇的な個性はなく、厚みがない無個性な香り方をしがちです。そういったところまで考えると、天然香料はその価格にふさわしいものであるということはお分かり頂けると思います。
学生さんなど若い女の子・男の子であれば、流行の大量生産されているフレグランスでも十分なのかもしれません。ですが、大人の女性・男性であれば、御自身のレベルにあった本物のフレグランスを選んで頂きたいと思いますし、何よりも香りがある優雅な生活は良いものです。是非、多くの方に香りある生活を楽しんで頂きたいなぁと思います。
フレグランスについては、引き続きまたお話したいと思います。
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