毎日暑い日が続いていますね。今日は季節柄、質問が多い日焼け止めのお話です。
先日、曇りの日にお会いした方に「今日は曇っているので、日焼けせずに助かりますよね。」と言われました。
皆様の中でも曇り=紫外線がない=日焼けはしない、と信じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。これ、本当に大きな誤解です。紫外線は空からのものだけでなく、屈折光や反射光も含め、曇りの日であっても50%~60%、そして雨の日でも30~40%はあり、6月が最多と言われます。
ですから、もし美白をされたい方であれば、曇っているから日焼け止めを塗らないなんて絶対にNGです!!とはいいつつも、私も朝は1分でも時間が惜しく、体には日焼け止めを塗らずに出てしまうことが時々ありますが、それでも顔とデコルテだけは、どんなに急いでいても絶対日焼け止めを欠かしません。
美白化粧品を沢山ラインで使っているのに、日焼け止めはスポーツやレジャー時にしか使わないという方が、時々いらっしゃるのですが、皆様ご存知の通り、紫外線によるシミやシワは出てしまってから化粧品で消すということは非常に難しいのが現実です。ですから、まずは何よりも毎日の紫外線対策に励みましょう。
ちなみに、SPF30とかPA+++といった表示をご覧になったことがあると思うのですが、それぞれ何を意味するか正確にご存知でしょうか。
◆SPFとは
Sun Protection Factorの略。
UVBによる日焼けやシミから肌を守る度合を示しています。
そして、SPF1=20分間UVBから肌を守ることができるということを意味しています。
つまり、SPF30であれば、20分間×30=600分=10時間の保護効果があるという意味です。
すごいですね。これを塗れば一日塗りなおす必要がないじゃないですか!?いいえ、そんなことはありません。この数値はあくまで目安であり、環境や皮脂の分泌量肌の状態によっても変わりますので、基本的にはこまめに塗りなおす必要があります。ちなみに最高値は「SPF50」です。
◆PA+~+++とは
Protection Grade of UVAの略。
UVAによる細胞の損傷(シワにもつながる)から肌を守る度合を示しています。
そしてPA+ UVA防止効果がある
PA++ UVA防止効果がかなりある
PA+++ UVA防止効果が非常にある
という意味があります。
だったら、どっちも最高値のものを常につけておけば良いのではないかと思ってしまいそうですが、やはり日焼け止めは肌への負担があるケースもあり、乾燥しやすいもの、落とす時に肌への負担となるものなどもあります。それぞれの肌質や使うシーンなどから、肌への負担が少ない最適な製品を選んで使うことが大切だと思います。
ちなみに、私が最近日常使いで気に入っているのは、
クラランスのスプレー・ソレイユ・プロテクション・ミルクSPF20 / PA++
です。
スプレー式で簡単にむらなく塗れて、使い心地抜群!ただし、国産のものとは違い、海外製品独特の香りはしますが、私は気になりません。何より、テクスチャーも非常に滑らか。スーッとお肌に伸びます。そして日焼け止め独特のベタつきや乾燥もなく、大満足の製品です。私はこれを腕など上半身全体に付けています。
では脚は何を付けているかというと……。かなり驚かれるに違いないものを使っているのですが、ここからまた話がかなり長くなってしまうので、このお話はまたの機会に!