母に会ってみて・・ | 母の左視床膠芽腫

母に会ってみて・・

15時半頃施設に向かい、

 

病室に入ると母は起きていました。

 

母が混乱してしまわないよう、私の方から自分の名前を言いました。

 

そうすることで、私のことが分からなかった時のショックを和らげたかったのかもしれません。

 

マスクを外して見せたけれど、名前は呼んでもらえませんでした。

 

息子に気づくとすごく笑顔になり、私の父の名前を呼んでいました・・

 

でもそれはまるで、息子の名前を呼んでいるかのように聞こえたことはとても不思議です。

 

母の好きな水森かおりさんのCDを流しどの曲が好きか聞くと、全部好き、と言いました。

 

母は今度は、ずっと前に亡くなった私の従兄の名前で息子を呼んでいました。

 

息子の名前を母に伝えると、名前に「ちゃん」をつけて呼ぶのが母らしく、最初はちゃん付けで呼んだのに、

 

今度は急に、「くん」を付けて、今まで呼んだことのない呼び方で息子の名前を呼んだのでした。

 

左手に着けているミトンを外してほしい、と。

 

そんなやり取りをしている時に、

 

看護師さんの訪問があり、経管栄養の準備をしてくださいました。