放射線治療と抗がん剤治療後の医師からの病状説明 | 母の左視床膠芽腫

放射線治療と抗がん剤治療後の医師からの病状説明

病棟には時間よりも少し早く着き待っていると、今日の担当です、と看護師さんに話しかけられました。

 

今日会っていきますか?と聞かれ、明日面会に来る予定なので、と伝えると、

 

さっき、この後ご家族さんが来ますよ、って伝わってしまっているので、来たよって顔を見せに行ってもらえると、と・・!

 

会ってもいいんだ!と嬉しい気持ちと不安も入り交じり、覚えてますかね?なんてネガティブに聞いてみると、覚えてますよ~って。

 

前回会った時よりも状態が良くなっているのが分かりました。

 

そして少しすると主治医に呼ばれ個室に案内されました。

 

MRI画像を見ながら、治療の効果が良く出ていること、治療が良く効くタイプだったという説明を受け、それは良かったけれど・・

 

でも・・、という先生。

 

その先の言葉を待っていると、

 

記憶が戻っていない、とのことでした。

 

記憶に関しては完全には戻らないだろうなと思っていた部分もあったので、先生が言いにくそうに話してくださったことは逆に申し訳なく思ったくらいで・・

 

治療で良くなるのか疑心暗鬼だった私にとって、治療がとても効果的だったことはとても嬉しいことでした。

 

当初先生が言ってくださっていた、人の顔と名前が一致しないのは、今後治ると思います、というのは本当にそうだったし。

 

父のことも完全に分かるようになり間違うこともなくなったし。

 

でもこの先、治療が効かなかった画像に写っていない腫瘍が大きくなっていく可能性は避けられず、余命の平均が20か月という事実は変わりないことも告げられました。

 

治療の副作用で食欲が落ちていること、意欲の低下がみられていることも。

 

治療の効果があるのであれば歩いていてもいいくらいだと思う部分もあったけど、もともとの腫瘍の影響もあったと思われ、脳の意欲に関わる部分が損傷されていた可能性もあるのだとか・・

 

それで、リハビリをして歩けるようになろう、という意欲が低下しているのではないかとのことでした。

 

食事に関しては、飲むタイプの栄養剤も摂取しているようでしたが、食欲の低下から体力も落ちていて、それで車椅子で移動している様子。

 

麻痺があるわけではないことは安心しました。

 

治療が終わり今後自宅退院は難しいけれど入所施設が見つかっていないこともあり、転院先の病院として、リハビリに力を入れている病院に当たってくださっていてお返事待ちとのこと。

 

意欲の低下は病院の中という環境の影響もあると思うし、家族に会えばまた違うと思う、など、言ってくださり、母には今後リハビリをがんばってほしいという気持ちになりました。