娘夫婦と同居し始めて、最寄り駅近辺に整体や鍼灸をしているところが何カ所もあることに気が付いた。ここは鍼灸院の激戦区なのかな?(笑)

 

私はもともと腰痛持ちで、椎間板ヘルニアも腰椎すべり症も指摘されたことがあるし、重い荷物も持てない。そして、腰痛のため長時間立っていることもできない。

それに「迷走神経反射」なのか、急にクーラー等で下痢をしてしまったり、台風が発生すると体調も悪くなり、片頭痛もあり、ホルモンバランスも悪いのかずっと我慢して対症療法でやり過ごすという道を歩んできた。

 

でもこれは何とか治療しないと先々困ったことになるし、旅先で車に荷物を積んで運んでくれたりトイレを一緒に探してくれる夫もこれからはいないので、手続きや転居などいろいろなことがようやく一段落した今、今度は自分の体調不良を何とかしようかと…

 

そして、治療に専念したほうがいいと思い、ネットで口コミを読み漁って「ここかなー」というところに目星をつけて通い始めた。

 

初めて訪れたその治療院は、院長先生が出迎えてくれたけれど「え?この人?」と思うような普通のおじさん(失礼)で、一抹の不安が。

でも治療が始まると、少し安心(笑)

 

先生に「この腰痛膝痛のそもそもの原因は足首から来ている」と指摘されて、「ここが問題だけど怪我したことありますか?」と足首をつかまれて聞かれたので、「右足の靱帯2回、左足靱帯1回切ってます。」と答えたら、「まずはそこがちゃんと治っていないから、足首からなおしましょう。良くなる順番があります。まず足首、腰はその後、そして左の膝は最後ですよ。」といってくださった。

 

その後何回か通って、これまで腰痛でシップが手放せなかった私が、最近は貼らなくても何とか生活できるようになりつつある。

先生いわく「シップでごまかしても根本が治らなければすぐ痛みが出ます。」

それはそうなんだよね、これまでもそうだったから。一時的に痛みが和らぐだけであっても動けなくなるのを恐れて、鎮痛剤とシップはいつも常備していた。

 

 

もう一つは、最初に症状を伝えた時に、どうしてここに来ることにしたかという話になって「夫が亡くなって、娘夫婦と同居することになった駅がここの最寄だったので」といった時に私が涙ぐんでいるのを見て、先生が「そういう感情のひどい落ち込みとかも一緒に治療していきましょう。」といってくださった。

 

そちらの治療としてはおでこのツボに鍼を打つんだけど、気持ちが激落ちすることはなくなってきたような気がする。

 

少なくとも体調が維持できて子供たちに迷惑にならないよう、しばらく治療を続けてみようと思う。

身体のメンテナンスにお金と時間をかけるのは大事だ。