昨日、軽井沢から戻ってきた。

向こうも結構暑かったけれど、やはり東京は蒸し暑い。

これでは外で部活するって熱中症になっちゃうだろうなぁ…

 

優しい友達夫婦二組と過ごして、いろいろな心の内を聞いてもらってすごく良かった。彼らは夫のことをとても愛してくれた友達だったから、よく理解してくれて、温かなひと時を持った。

 

でも、やっぱり亡くなった夫の不在を思い知らされた一面もあった。

 

次男が運転してくれて久しぶりに助手席に乗ったけれど、やっぱり隣で運転しているのは夫ではない…

そして、途中でツルヤで買い出しに行ったけれど、一緒にカートを押して「今晩何食べる~?」と話しながら歩いた夫はもういない・・・

 

かつては山小屋で朝目が覚めると、朝が早い夫は既にリビングのソファで音楽を小さくかけながらコーヒーを飲んでいて、私が起きていくと「何か飲む?」って聞いてくれたけれど、いまはもうそれもない。

一緒に周囲を散歩して、腕を組んで歩いた道。

今回は辛くて、一度も外を歩かなかった。

 

山小屋を後にするときにはいつも「俺はゴミを捨てに行くから、お前は掃除機かけておいて!」とテキパキ分業しながら二人で片づけていたけれど、もうもはやそんな風に声をかける人もいない…

 

 

本当のことを言えば、今はどこにいても肩身が狭い。

どこでもみんなすごくよくしてくれて、それはとても感謝なことだと思っているし、そうした優しさにとても支えられているけれど、一方でいつも「ありがとう」「すみません」といっている自分に気が付く。

 

それは相手の問題ではなくて自分自身の性格上の問題なんだけど、つい色々やってくれることを(子供にさえ)申し訳ないと思ってしまうのだ。そして、彼さえ生きていれば、こんな思いをしなくて済むのにと小さくため息をついてしまう時がある。

 

彼の思い出が詰まったところに行くのは、やっぱりまだ私にとっては早すぎたのかな・・・