昨日自宅に立ち寄ってポストをのぞいたら、数通の手紙や本が送られてきていた。
その郵便物の中に、5~6年前に奥様をなくされた、夫と私共通の友達からのスマートレターが紛れこんでいた。
(前回の記事に出てきた方とは別の方。彼も昨年再婚した。)
開いてみると「三カ月が経ちました。今が一番淋しく辛い時かもしれませんね。」といって一冊の本が入っていた。
「悲しみセラピー」という題名のその本は、カレン・カタフィアツという方が書いた小冊子。
一読して涙が止まらなかった。
それは、私の今必要としている言葉だった。
「泣いてもいいのです。
あなたの涙は愛情のしるしです。
愛情から湧きだす涙は、
癒しと立ち直りをもたらす助けとなります。
喪失による深い悲しみを
涙によってあらわしましょう。
そして、痛みと悲しみを
涙によって洗い流し始めましょう」
「亡くなった方のために祈り、
亡くなった方と共に祈りましょう。
あなた方の間の愛情は、精神的なきずなです。
死によっても断ち切られることはありません。
私達にとって一番大事なものは
必ずしも目で見、手で触れることができ、
近くにあるものとはかぎりません」
なんと温かく、慰めに満ちた言葉だろう。
読みながら、涙があとからあとからあふれてきた。
彼に、私の今の気持ちと感謝を込めて手紙を書こう。
早速子供たちの分と、最近ご家族をなくされた友達の分をネット注文した。
黙って遠くから支えてくれる、同じような悲嘆を通った方がいるということが、心から感謝だった。