(この記事は3月4日に書きました)
夫の病気が分かって以来、子どもたちはもちろん、周りの方たちが強烈に支えてくれる。
配偶者の突然のこういう病って途方に暮れるし、受け止めるのには当然すごく時間が必要だし、何をどうやったらいいのかわからない。
でも次々と決断しなければならないことは押し寄せてくるし、具合が悪い本人にはできないことがどんどん増えてくる。これまでは決断しなければならないようなことは大体夫が決めてしまっていたし、どうしたものか・・・
これからどうなっていくのか予想もつかないことを一つ一つ決断するって大変。
揃えなきゃいけない書類も沢山ある。支払いも次々に。
夫からは病院にいろいろと差し入れてほしいものリストがラインに送られてくるので、都度揃えて病院に持って行かなくちゃならないし。
今日必要といっていても、明日にはやっぱりいらないといわれるし、話も二転三転する。彼は思いついたらすぐ行動したいけれど、よく考えたらいらないっていうことが多いからなー。
子供たちがみんなで手分けして書類をそろえてくれたり、ホスピスに面談と申し込みに行ったり市役所に行ったりしてくれて「お母さん、大丈夫だよ」と励ましてもらい「ちゃんと食べてる?」と心配して食事を作ってくれたり(私自身はこのところほとんど料理を放棄している)
周りの人達も私たちの都合を聞いて差し入れしてくれたり、食べやすいものを送ってくれたり。
うちの子供たちのケアのために孫を預かってくれて「今は辛い時だから、こういう時だからこそ夫婦(子供たち夫婦)でデートしておいで」といってくださる方もいる。
病院の送迎をかって出てくれた方もいるし、こまごまとした家の不具合をなおしてくれた方もいる。私の今後を心配し、自分の得意分野を生かして色々とサポートして下さる方もいる。
私もこの経験がすごくありがたかったから、いつか誰かを支えたい。
わかってはいたつもりだったけれど、厳しい闘病には支えが必要なんだな。
こんな私だけれど、いつか誰かの危機の時にそっと寄り添って支えていきたいな・・・