(この記事を書いたのは、2月14日です)
夫は癌が進んでしまって、食べられないものが多くなりました。
もちろん脂っこいものや味の強いものも。
でもそうかといって、薄味すぎるものも食欲が出なくて食べられず・・・
検査入院の時には、これにやられました。
2泊3日検査入院をして、入院時は元気に院内を歩いて行ったのに、退院する時はフラフラになって帰って来た時、病院の食事がつらかったといっていました。
帰宅して「にゅうめんが食べたい」というので作ってあげたら「これがたべたかった・・・」といって泣き、それが3口ぐらいで「あんなに食べたかったのにもうこれ以上食べられない」といっては泣き。
心が繊細になっているんだね。
ある方が書いた本によると、ハーフ食・・・通常の食事の量が半分で味付けは普通。それだとおいしく負担なく食べられて、摂取する食塩量などは同じ。
なるほどと思い、怖がらないで普通の味付けにして少量を食べています。
「食べられないものがどんどん増えていくのが悲しい」という彼に「食べられないものが増えても、ほかに食べるものはたくさんたくさん種類があるんだから、食べられるものを探して工夫して何でも用意するから、食べられなくても心配しないで。あなたが食べたいものは何でも作るし、たとえそれで一口二口しか食べられなくて残してもいいから」と伝えました。
「今の時点で食べられるもの」(2月14日時点)
ざるそば・あたたかいお蕎麦
(これは冷凍のおそばを買っておくと、食欲が出た時にすぐ!手間なく用意できる)
竹輪(薄くスライス)
リンゴ(皮をむいて薄くスライス)
生ブルーベリー
プチトマト、きゅうりとニンジンスティック
豆腐(一口サイズの豆腐)
卵豆腐(途中から食べられず・茶わん蒸しも)
たまにバターと蜂蜜を付けてトーストしたもの一口サイズを2切れ程度
一口サイズの卵サンドイッチ
お刺身
味卵(中は半熟じゃないもの)
一口サイズのおにぎり
(いろんな具を用意したけど、具は昆布が今のところ気に入っている)
漬物
味付け海苔・めんたい海苔
炊き込みご飯少し
豆腐の味噌汁(豚汁は食べられず)
うなぎ(小さな一切れ・でもそのうち食べられなくなった)
グラタン少し
照り焼きチキン二切れくらい
豆腐と白玉粉の団子きな粉がけ
モナ王(もなかアイス)や小豆バー
ヨーグルト小サイズ
牛乳
ミルクコーヒー(甘くないもの)
ホットカルピス(これは最後まで美味しいって飲んでいました)
ピルクル
おかゆはアサリのつくだ煮や梅干し、海苔のつくだ煮やシラスなど色々な具をのせて食べさせていましたが、最近はもう食べられないそう
少し前まではドリンクタイプのゼリーも食べられていたけれど、それも無理になっちてしまって。
ある時期からとろみがあるものがだめになっちゃって、とろろそばも一口食べて嘔吐。
肉料理全般は食べられず。
脂っこいのも食べられないので、フライや空揚げなど大好きだったものが食べられない。
イチゴも最初のほうは食べられていたけど、途中から無理になってしまった。
うどんやにゅう麺も途中から食べられなくなってしまい。
悲しい。
もう少しバラエティー豊かに色々作りたいんですが、その日になってみないと「これが食べたい」というのがなくなってしまったり、その日によって以前は食べられていたものが食べられなかったりするので、好きな時に好きなように食べられるよう、少量に分けて食べさせています。
スイカとか梨とかも食べられるかも・・・
いろいろ工夫して食べられるようにと、毎日祈るような気持ちです。
★この記事は2月に備忘録代わりに書いたものを再編集しました。
今現在闘病中の方の食事の参考になれば…