彼の膵臓癌が分かってから約20日。

(この記事を書いた2月7日時点です)

その間、あれよあれよという間にCT検査やMRI、癌研に紹介状を書いてもらって組織をとるために検査入院をし、検査入院中病院で気を使って体調が悪くなって帰宅。

 

痛みがなかなか取れず「痛み止めが効かない」といっていたけれど、彼の従兄弟に医者がいて「頓服を怖がらずにしっかり飲んで痛みをコントロールする」ということを教えてもらい、ここ数日やっと落ち着きました。

 

低空飛行でもいいから、がんと共存してゆるゆると生きていてほしいなぁ。

 

…とこの時点では書いていたのですが、この記事の数日後から吐き気に苦しむことになりました。そして、一気に痩せてしまった。

 

素人の私たちは原因がわからなかったから、看病しながらどうしたらいいか悩みました。吐き気止めも処方されていたけれど、それも効かなかった。

10日間ほど嘔吐で苦しみ、すい臓がんを発見された時に医者から処方されていた医療麻薬の副作用が原因だったとわかるのは、この後大分経ってから。

 

娘はあとで「あの時お父さん、しっかり薬飲んでねといってしまったけれど、それがよくなかったのか・・・」と落ち込んでいましたが、医者でもない私たちに薬が原因だったなんてわかるわけない。

あの時は「痛み止めで痛みをコントロールして、何よりも生活の質を上げるのが一番大事」と夫を含めて家族のだれもが思っていたから・・・

 

一応記録としてつけておきます。

 

あれほど食べるのが大好きだった人が「胃が痛いし、食べたらまた吐くし、食べられないものもだんだん増えてきてしまい、食事の時間が憂鬱だ」と言っていたけれど。

食べないと体力が落ちるから何とか工夫して食べてもらったけれど・・・それが悲しかった。

 

昨日私は発熱と下痢と吐き気があって体調を崩していたんだけど(いや、夫の癌が発覚して以来、体調のいい日はないだけど)きっと夫はもっと毎日辛かっただろうなぁと思うと、また涙が出てしまう・・・