これは2019年、夫と私が二人でスターアライアンスの世界一周旅行のチケットを無事に手配するまでのまとめ記事です。再編集をしてアップしています。

 

海外旅行というと今は身近になりましたが、現在60歳を軽く超えた私たちが若い頃はそうではありませんでした。

 

ようやく周りでボチボチと記念旅行として、お金のある人たちが海外に行くということが始まってきたというのは、私が大学生の頃・・・いわゆるバブルが始まった頃。(そういう年代です(笑))

 

私自身はそのバブル期になる頃にちょうど学生時代を過ごしていたし、たまたま私が通っていた私大は裕福な家庭の子たちが多かったので「卒業旅行にフランスに行く」とか、「イギリスに行く」などの話題で持ちきりになっていましたが、私にとっては家庭の事情でそのようなことはかなわぬ夢でした。

 

そして結婚してからは4人の子供の子育てに追われました。

 

4人のうち下3人が年子だったので、今でもそのころの記憶がすっぽりないぐらい毎日忙しく、時間もお金もなく、当時の私にできることはただ「いつか、いつか・・・」と思いながら、妄想旅行をすることだけでした。

 

子供達は可愛くて一緒に車で旅をすることもありましたが、当時の私達には経済的にもそれが精一杯。

 

けれどもある時とうとう私の中で限界がやってきて、夫と姉夫婦に背中を押されて40歳で初めてパスポートを取得し、生まれて初めて海外に出かけていきました。

 

このあたりのことはこちらに書きましたので、ご興味のある方はご覧ください。

 

この後、ネットの友達からマイルのことを教えてもらって、だんだん旅が身近になっていきましたが、それでもこの当時は、それぞれの実家に帰省が特典航空券でできるというだけでも節約になるし、マイルがあれば緊急の時にはいつでも飛んでいけるし、飛行機にタダで乗れるなんてものすごく嬉しかったのです。

 

 

さて、そうこうしているうちに。

ある時、私、見つけてしまったのです。

世界一周旅行券の存在を…!

 

世界一周・・・・なんという甘美な響きでしょう。

 

そんな素敵なチケットがあるんだったら、いつの日にか絶対行きたい。

その頃には、少しずつ自分達で飛行機と宿を手配して旅に出るようになっていたので、いつか…(それは現実的には退職金と時間が与えられたリタイアした後になるんでしょうけれど)行ってみたいなぁ。

 

今考えると、夫が亡くなった今となっては、リタイア後の二人の時間なんて来なかったわけですが。当時はそんな風に考えていました。

そして改めて思います、旅は行けるときに行かなくては・・・

 

 

さて、そんな妄想にどっぷりはまって「夢物語」だった世界一周旅行券のことをあれこれ調べ始めました。そのころは現実逃避のように、調べて妄想するだけで楽しく幸せな時間でした。

 

 

これ、調べれば調べるほど面白い。

 

特に自分で旅程を組んでいると時間を忘れるし、楽しい時間を過ごしました。

たとえ行けなくても、自分が発見した(笑)旅程を夫と見せ合い、お互い楽しい時間を過ごしました。

 

続く。