モンテネグロにある世界遺産の街コトルは、アドリア海にあるリアス式海岸の幾重にも重なった深い入り江の先にある古都。
12世紀から14世紀にかけてヴェネツィアに統治され、その影響を色濃く受けています。
早速コトルの街に入っていきましょう。
行ってみて驚いたのは、ここは一大観光地でたくさんの観光客が押し寄せていたということ。大型バスやタクシー、乗用車などがいっぱいで、パーキングを探すのも一苦労です。
幸い、たった一台あいていたパーキングに止めることができて感謝でした。
そこはたまたまバスの発着所だったようで、横にトイレもありトイレの前でおばさんが大声で観光客を脅かし料金を取っていました。
おばさんが他の観光客ともめている間に他の人たちはちゃっかりトイレを済ましているので、後について行って私達もトイレを済まし、旧市街まで歩きます。
旧市街は城壁の中にあるけれど、この城壁が眺めがよくていいんだとか…
でもじぃじも私ももう膝が痛いので、残念ながら城壁はあきらめます。
明日ドゥブロブニクの城壁を歩く予定にしているので、今日無理はしないと二人で決めているのです。
通路にあるバザールを通り・・・
門をくぐって城壁の中へ入っていきます。
コトルはセルビア正教会がメインなのか、聖ドリブン教会、聖路加教会、聖二コラ教会…
ギリシャ正教やセルビア正教など東方正教会はイコンと呼ばれる聖画像が書かれた板壁(イコノスタシス)が正面に飾られており、立ったまま礼拝するので椅子も少ししか置かれていません。(ヘルシンキのウスペンスキー大聖堂など、礼拝堂の中に椅子がない教会もあります)
そうそう、これ、教会の中にあったものですが…
写メして娘たちに送りました。これだけで娘たち、何を私が意味しているのかすぐ分かりました。
何故かというと、美女と野獣のあの赤いバラにそっくりだったから(笑)
我が家では美女と野獣のビデオが出た時、みんなベルとガストンと野獣のセリフを暗記するぐらいよく見ていたので、すぐわかると思ったのです。
えーと、これはどこの教会だったかしらん。
コトルの旧市街は小ぢんまりしていて、歩き回るのも困らないサイズでした。
お腹がすいたので、ランチにします。
注文してしばらく席に座っていると、お隣のテーブルのおばさんグループが、ウエイターさんを呼び止めて何か怒っている。お料理の提供が遅いからみたい。
携帯で何か打ち込んでは、ウエーターの人に見せて、返事をそこに書き込めと言っている様子。翻訳アプリでも使っているのかな。
翻訳アプリがあったら、こういうやり取りできるよね。
私たちのお料理も提供が遅いけれど、私たちは気楽な個人旅だからいいようなもの。
時間が限られる急いでいる人たちには、困ったことなんだろうなー。
ここは観光客が多いとはいえ、全体的にのんびりしているのかも…
おばさんたちのクレームのおかげか(?)私達にもお料理がやってきました。
ギリシャサラダやシーフードパスタ、炭酸水やアイスクリーム。
これがギリシャサラダ。
フェタチーズとトマトとオリーブと玉ねぎ、キュウリのサラダ。
例によって猫ちゃんがテーブルの周りをうろついておねだり。
このアドリア海の海沿いの街は、ねこちゃん天国だなー。
街もぶらぶら歩いて回って。こういった小道が楽しい。
さあ、町も色々見学できたし、ドゥブロブニクに戻ります。
駐車場に行って出発するその前にトイレを済まそうとすると、さっきのおばさんがまたもや観光客相手に料金を取り立て…私にもトイレの中まで追いかけてきて料金を請求して来る…そして、じぃじの分も払えと言って通常の倍の料金€1を取り立てられました。(笑)
アジア人は私達だけだから、私たちがペアなのは容易にわかるのでした。
さあ、又ドゥブロブニクの宿に帰りましょう。