エレベーターに乗ってスフィンクス展望台に到着し、外に出てみると、アレッチ氷河が目の前に!!!
自然の姿に圧倒されます。
南側の斜面は雪が解けていて、はるか向こうの山々も見えます。
雄大な自然の前に、言葉も出ません。
外では雪遊びもできますし、ちゃんとした装具とそれなりの経験を積んだ人は、ここから更に登ることもできるようです。
もちろん私達観光客はここで写真を撮り、雪遊びをするだけでも満足。
だって、昔はここまで来ることが出来る訓練を積んだ、一部の人しか眺められなかった景色を眺めることが出来るのですから。
中にある氷の宮殿にも行ってみます。
トップオブヨーロッパ。
まさしく、ここがヨーロッパで一番高いところにある駅!
中にはトンネルが掘られた経緯や様々な展示がありました。
一部そのころのトンネルが公開されています。
16年以上かかった難工事。
人力で掘り進むうち、多数の犠牲者も出たそうです。
そりゃあそうでしょう。
どんなに大変だったかは、実際来てみればよく分かります。
私達は今の時代、楽々と座ったままこの高さまでやってこられましたが、それもこれもこんな電車が作られたから、その恩恵にあずかっているんだなぁと改めて思いました。
空が青いなぁ~
さて、山を下りる電車の予約時間になりました。
帰りの電車も、もちろん時間が指定されている電車。
これに乗って、またクライネシャイデックまで行きます。
クライネシャイディックも山を眺めながらハイキングができる素敵なところ。
あの岩山を掘り、電車を通したんだなぁー。赤い電車が小さく見えるでしょうか。
ここでまた、赤い電車から黄色い電車に乗り換えます。
クライネシャイデックまで降りてきたところで、珍しく夫が
「みんな、せっかくここまで来たんだから、お茶しない?」と言ってくれました。
ここから先は指定の電車ではないので、30分後、一時間後の電車でも、きた電車に乗るのはどれでもオッケー。
ところが、外は暑くてテラスの日陰の席は満席。空いている席は影がなくてカンカン照りの席がわずかにあるだけ。
どこも値段が高いし、アイスクリームは一個8・4ユーロもしてパパシェパが「1000円のアイスクリームかぁ~」とため息をつくので、「やっぱりアパートに戻ってゆっくりしようよ、それに近くのお店にお土産も買いに行こうと思ってるから、無理にここでお茶飲まなくてもいいよ。帰ろう帰ろう。」と言って、次の電車でラウターブルンネンまで戻ることにしました。
少し山に影が出来てきました。
どちらの展望台も、夢のように素敵だったなぁ。
お天気にも恵まれたし、ここまで来た甲斐があった一日でした。
ラウターブルンネンまで戻り、改めて駅の裏の滝を眺め…
車をピックアップして、アパートに戻ります。
アパートに到着したら、娘たちは早速お土産を買いに出かけて行きました。
アパートから徒歩数分のところにお店がたくさんあるのです。本当に、このアパート、ロケーション最高でした。
私も頼まれていたトマトナイフを買いにCoopまで。
今回スイスに行くといったら、旅慣れた友だちから「是非お土産にビクトリノックスのトマトナイフを3本買ってきて欲しい」と頼まれました。
この先が丸い方なんだそう。このままテーブルに置いておくとバターも塗れるし、完熟トマトもスイスイカットできます。
そして、フランスパンを切ったりシュークリームを切ることも得意なすぐれもの。
今回私たちも知り合いのお土産にするために、これを15本ほど大量購入。
帰国して色々な方に配りましたが、どの方からも評判がすごくよく、良いものを教えてもらったなぁ~って思いました。
あ、もちろん自宅用にも買ってきました。すごく重宝しています。このお土産、おすすめです。一本600円ぐらい(当時のレート)で購入できます。
インターラーケンの街は夜の雰囲気も楽しいな。
さて、明日はこの町を離れます。
もう少し時間があればよかったんだけど・・・
夜はパッキングします。