なんとかラウターブルンネンまで降りてきた私たちですが、12時7分発の電車までは25分ほど余裕が出来ました。
夫は「急がなくても良かったかなー」なんて言っていましたが、あそこで次のロープウエイが30分後にしかなかったらアウトじゃん。
ほんと、この男は…
向こうのホームにあるキオスク⇓
お昼ごはんは電車の中で食べられるように、キオスクでサンドイッチと飲み物を買って、電車に乗り込んでさあ、ご飯を食べようという時に電車は静かに出発。
…と、ここで、ホームに走り込んできた韓国の女の子たち数人が「待ってー!その電車待ってーーーー!」と(おそらく韓国語でそういって)叫んでホームに走り込んできたけれど、電車は無情にもそのまま走りだし、ホームには残された女の子たちの泣き声と叫び声が響き渡っていました。
乗り遅れても自己責任の国。2万円のチケットをフイにしてしまったのでしょう。
もう今の時間では、おそらく今日の分の電車チケットは売り切れているだろうから変更もきかないだろうし(私たちがチケットを買った3時間半前の時点でも、すでに沢山の電車が売り切れていたので、このお昼過ぎの時点では、チケットが残っているとは到底思えません)
次の電車ではクライネシャイデックで乗り換えても、もう指定のユングフラウ行きには乗れません。
・・・恐ろしい・・・
皆さんも繁忙期にはくれぐれもお気をつけて…
窓の外は、きれいな風景が続きます。
ラウターブルンネンの駅の裏にある滝が見えます。
進行方向右手にはきれいな山々が姿を現します。
この場合、座る席は進行方向右側に座るといいです。
左の席のおじいさんは、私たちの席までやってきて写真を撮っていきました。もちろん、お互いこの景色を楽しみにはるばるここまでやってきた者同士、快くスペースを作って、おじいさんが車窓の写真をたくさん撮るのを待ちました。
良いお天気で、ハイキングをする人も・・・
クライネシャイデック駅が見えてきました。ここで電車を乗り換えます。
この電車が全席指定と言われた、ユングフラウ鉄道。
この電車で、いざ、ユングフラウヨッホへ!
ちなみに私たちはラウターブルンネンまで車で行きましたが、電車だけの方はインターラーケンオスト駅から電車に乗って、ラウターブルンネンで乗り換えてからクライネシャイデックに行くか、グリンデルワルト経由でクライネシャイデックに行くかのコースがあります。
ユングフラウ鉄道は、アイガーとメンヒの山の中をくりぬいたトンネルの中(先程の写真の赤い電車の右上にその岩山が見えますね。)を走っています。
電車に揺られていると、トンネルの中で景色が見えなくなる頃、なんだかみんな眠たくなってきてうとうと。。
無理もありません、この鉄道は高低差1300メートル以上を一気に登るので、眠くなるのは高山病の一種の症状らしく、こういう時は頑張って起きてないで寝ちゃうほうが良いらしいです。どちらにしても外の景色は見られないし・・・
ユングフラウヨッホ駅に到着。
このユングフラウ鉄道の計画を立てて実行した方が出迎えてくれます。
こういう時はゆっくり深呼吸するといいそうです。ここで無理して具合が悪くなっちゃもったいないからねー。
ユングフラウ・ヨッホ駅はまだ岩山の中。
そこから標高3571メートルのスフィンクス展望台までは、エレベーターを使って上がります。