お城のふもとには、小さな教会がありました。

12世紀建造の、サン・ミゲル教会です。

中は小さな窓があるだけです。

薄暗いけれど、石造りの大切にされてきた教会。

初代ポルトガル国王、アルフォンソ一世はここで洗礼を受けたといわれています。

本当に小さな小さな教会です。
そして彼がギマランイスで生まれているゆえに、

ギマランイスはポルトガル発祥の地と言われているのです。


ここからちょっと歩くと、丘の上にギマランイス城があります。

1109年に生まれたアルフォンソ一世は

1128年には宗主国から独立をし、イスラム勢力を討ち果たします。

 

このお城自体は959年、ヴァイキングを町から守るために作られたものだそうです。

そして、このお城でアルフォンソ一世は生まれました。

 

いかにも砦、という感じのお城。

 

 

 


城壁の上をぐるっと歩いて回ることができます。

真ん中には一枚岩のがドーンとあります。

 

ここはきっと要塞と言える守りの要だったのでしょう。

とにかく残っているのは城壁がメインです。

 

最初からそうだったのか、綺麗な住居というものは残っていません。

 

城壁からの眺め。遠くのほうまでよく見えます。

敵が攻めてくるのも、良く見えたんだろうなぁー

 

帰る頃に関西弁が聞こえると思ったら、

関西から来たであろう関西弁を使うツアーの一団がぞろぞろ入ってきました。


本当に久しぶりに日本人にあったけれど(ポルトガルはほとんど日本人にあわなかった)並んでいる人を押しのけかき分け、どんどん入ってくる騒がしいおばちゃんたちの姿に、思わず日本語がわからないふりをした私たちでありました。(笑)

 

ここギマランイスは決してメジャーな観光地ではないと思うんだけど、

ツアーに組み込まれているプランもあるんだね。

 

もともと関西人(四国出身)の夫も、こんなことしてはしゃいでおりました(笑)

写真を撮ってくれというので撮りましたが、恥ずかしくてすぐその場を離れました。

 

さて、今晩泊まる予定のポザーダに向かいます。

このポザータは前の記事で書いた通り評判がいいので、楽しみです。