更に交渉は続きます。

 

羽田からバンクーバー便(ANA)バンクーバーからトロント便(エアーカナダ)は座席がすんなり取れたのですが、トロントからリスボンポルトからジュネーブ便に問題が発生しました。

 

私たちが発券したその区間、トロントからリスボンまでのエアーカナダの直行便に空席がどうしても見つからず、日程変更ができないのです。

 

電話で聞いたところによると、ヨーロッパでもこの時期はバカンスシーズンなので、チケットは激戦区なのだそう。

私は特典航空券なので空席が見つからないのは仕方がないのですが、有償の夫のものでさえ、空席確保ができないとのこと。

 

辛抱強く何度か電話をしながら、キャンセルの空席が出るのを待ちます。

この特典世界一周チケットは電話でしか変更ができないので、あきらめずにこちらから電話をして、空席が出たかどうかそのたびに確認するしかないのです。

 

何度目かの電話で、ANAさんのほうから提案がありました。「別の航空会社でしたら、トロントーリスボンの便のお席がご用意できます。」(すでに発券しているエアーカナダ航空からポルトガル航空への航空会社変更の提案)

 

ただし、これは世界一周旅行券のルールで行くと航空会社を変更するので、チケットの予約番号自体が変わることになり、全便キャンセルすることになります。

 

そして、全便いったんキャンセルの後、改めて全便を予約しなおす必要があるのです。

「今ならキャンセルした直後にすぐお席を確保できますが、いかがいたしましょうか」とのこと。

 

このようなチケットを手配したことがある方ならお分かりになると思いますが、一瞬躊躇するだけで、あっという間に席が埋まることもあります。

 

いったん全部キャンセルすると夫のチケットはキャンセル料がとられ、私のチケットは3000マイルを捨てることになりますし、二人分のサーチャージ料の差額も支払うことになります。

でもぐずぐず迷っている時間はありません。

 

いつ次の空席が出るかわからないし、迷っている間にほかのところもどんどん枠が埋まってしまうことも考えられるので、いったん全便キャンセルすることを決断し、全便取り直していただきました。

 

ここまでで、リスボンまでの便が確定しました。

 

 

その後、またもや取れない便が出てきました。

ポルトからジュネーブまでのTAPポルトガル航空直行便です。

 

夫のものは何度かトライして取れたのですが、私の特典チケットはどうしてもポルトガル航空の直行便が取れず・・・

 

ここでもANAさんが「ポルトガル航空ではなくて、スイスエアーでポルト発チューリッヒ経由のジュネーブ便なら確保できます」と提案してくれました。

 

そっかぁ。

でもまた航空会社が変わるってことは、もう一度全便キャンセルということなのね…

 

ポルトから同じ日、同じような時間帯に出発して、ジュネーブ空港で待ち合わせするしかないなぁー。

というわけで、私だけ変更すると腹をくくりました。

ただ、この時点で全便キャンセルすることはやめました。

 

というのも、この状態では最後の帰国便(チューリッヒー羽田便)もまた取れない可能性が大(お盆の頃では、ANA便は絶望的)なので、帰国便も再び航空会社を変更することになりそうだからです。

そうなると、三回目のキャンセルすることになります。

 

このチケット、何度か書いてきたように航空会社や経由地を変更するのは全便キャンセルしなければなりませんが、ただその際一か所の変更でも二か所の変更でも同時に行うことができ、キャンセル料は一回分で済むとのこと。

 

もうすでに一回全便キャンセルしている私としては、後二回キャンセルするのではなく、一回キャンセルで済ませたい。

 

どちらにしてもポルトガルからスイスに行く時には直行便はあきらめたので、いくつか航空会社の選択肢があります。

ただ、最終便を確定するには、最後の便の355日前まで待たなくてはなりません。

 

そこでとれない場合は帰国便の航空会社の変更をし、同時にジュネーブ便の変更もしよう。

どちらにしても、帰国便、夫はデリーに寄るのだから私と一緒の飛行機じゃなくていいんだし・・・

 

というわけで、結論は最終便の結果次第となりました。