日銀が国債買い入れの減額を発表いたしました。
円安を意識した対応とみられています。
ただ国債保有額の減額ではなく、買い入れ額の減額なので金融緩和が続いていることに変わりありません。
発表後のドル円の動きは・・
156円台半ばまで円安が進んでいます
国債の買い入れを少し減らしても円の実質金利は2%のマイナスです。
円は通貨としての価値保存機能が毀損しています。
円の実質金利がプラスになることなど将来もないので、円は長期的に下落するしかありません
さて為替介入の効果も薄れてきたようで、またドル円は160円方向に向かうのではないでしょうか?
ドル円がどう動くかは、日本の金融政策ではなくアメリカの金融政策によって決まります
バイデン政権は「ドル高」容認です。
イエレン財務長官にも為替介入を否定されてしまったので、もう160円になっても為替介入はできないと思います。
神田財務官は苦しいところでしょう
ただトランプさんは「ドル安」政策をとると見られているので、政権が変わると円安もいったん収束するかもしれません。
円安は、あと半年くらいは続くということでしょうか
半年で円安が進む距離としては170円台あたりですかね