連休中にこの本を買って読みました。
ドル/円が一時160円になって、心配になったためです
写真の写りはかなり悪いですが、中身はそれなりの参考になりました。
ジムロジャーズ氏は、相変わらず日本経済に悲観的です
しかしワタミの会長は、それ以上に悲観的でした
・財政破綻
・ハイパーインフレ
・円は紙くずになるetc
この方、元参議院議員なんですけどね
ただ元国会議員の立場から、今の政治家が日銀の国債買い入れの問題点を考えていない、という言葉にはなるほどと思いました。
また国会議員時代に、日銀の出口戦略についての勉強会を立ち上げようとしたら岸田首相(当時は政調会長)につぶされたと書かれていた点は笑えました
ワタミの会長はドル(MMF)を買うことを勧めていて、ジムロジャーズ氏は銀を勧めています。
(銀は金に比べてまだ安い、との理由で)
対談形式で書かれた本ですが、2人の会話は嚙み合っていない箇所も散見されました。
僕個人としてはワタミの会長より、ジムロジャーズの見方に共感します
財政破綻、ハイパーインフレ、円が紙くずになる心配など無用と考えている方は読む必要がない本です。
一方で僕のように(確率は低いながらも)テールリスクとしてあり得なくはない、と考えている人には、それなりに読む価値がある本だと思います。
円が今後どうなるかは自分自身で考えましょう