本日の為替相場はお昼頃に1ドル129円台に突入しました。
現在は131円台に戻っておりますが。。
共同通信社のアンケートによると、主要企業117社へのアンケートの結果、ドル円の望ましい水準は1ドル110円~120円と回答した企業が15%で最多とのことです。
2番目に多かった水準が120円~130円で14%
すなわち、そうそうたる日本の主要企業117社のうち、30%ほどの企業は120円±10円をドル円の適正な水準と捉えている、という事になります。
これは妥当な回答だと思います。
さすがに日本の主要企業と言われるくらいの会社は現実的で安心しました
さて正月休みにこちらの本を読みました。
やや難しいですが、なかなか良い本でした
お勧めできます。
この本では、日本の現状を「債権取り崩し国」になってきていると分析しております。日本はもはや過去のように貿易黒字で稼ぐことはなく、過去に作り上げた貯金(債権)を取り崩してやりくりしている状況だということです。
そして貿易黒字を作り出せなくなった日本は、かつてのように円高によるデフレで長期間苦しむことはなく、構造的に通貨は円安方向に向かうと筆者さんは予測しております。僕も同感です
藤巻〇〇さんのように1ドル500円になるとか、ハイパーインフレになるといった過激な発言はありません。そして円安の要因を作ったのは日銀の大規模緩和ではなく、政府の財政政策が原因であると非難しております。
さて、僕の予想といたしましては短期(1~2年)では円高、中長期では円安でまた150円方向に戻ると見ております。よって、この円高局面では外貨建て資産を買い向かうこととなりますが、本腰が入るのはもう少し先(110円くらいから)になると考えております。
ちなみに三井住友は2023年末を1ドル129円と予測しております。もう届きましたけど
僕から見ればかなりの円安予想です。119円ならまだ分かりますが・・・
僕は年末115円を予想値とします
ちなみに1年前に三井住友は2022年末を117円と予想していました。
正直言って、あまりあてになりません
僕の円安予想(125円)の方がまだ近かった。
2023年は逆に僕は円高予想です。
素人の僕の予想と金融のプロの予想、どちらが当たるでしょう