昨夜はNYダウがちょっと下がりました
金利が上がるのですから資産価格が調整するのは当然です。金も高すぎるので最低でも10%は下げて欲しいところです。
金に比べてプラチナが出遅れているのでプラチナを狙うべきか、更に下がるのを待つべきか、悩ましいところです
Fedがインフレ退治のために市場の予想以上に利上げと金融引き締めを行って市場から急激に資金を吸い上げた場合は、米国債・株・金・プラチナ等は調整どころではなく大幅下落となります
その確率を僕は30~40%と想定しています。
ただ、これではバイデン大統領は2024年の大統領選を戦えないので、インフレを退治する前に途中で利上げも金融引き締めも止めるとみています。金融緩和に逆戻りもあり得るでしょう
結果としてインフレは継続する。その可能性を50%と想定し、一応こちらがメインのシナリオです
Fedが資産価格を大きく下落させることなく、かつインフレも制御できるハッピーエンドの確率は10~20%と想定(多分無理でしょう)
さてシェルの有するロシアのサハリン2の権益は、中国に売却することで交渉中のようです。
石油や天然ガスを安く買いたい国は中国以外にも多いわけですから、西側諸国の経済制裁は効果が弱いと思われます。日本がサハリン2から撤退しない判断は現実的といえます。
IMFでもG20でも共同声明は見送りとなりました。
中国やインドをはじめアジアや中南米、アフリカ、中東の各国はロシア批判に消極的で中立を保っています。ロシアの資源や食料を求めており、これも現実的な判断です。
一方の西側諸国はインフレ圧力が高まっている状況でロシアとの貿易をやめて、どうやって資源や食料を確保するのでしょうか 当然日本にもこれから影響が出てきますが、デフレに慣れてしまった日本国民はどこまで我慢できるでしょう
西側諸国のインフレは長く続き、Fedも金融政策でこれを解決することはできません。西側はインフレが続いて経済が疲弊すると僕は考え、株が下落したら新興国・中立国の株を買いたいと思っております